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日本で成功している廃校活用事例5選 ― 地域再生のヒントは“元・学校”にある

2026/1/22

少子化や統廃合により、毎年全国で数百校の学校が姿を消しています。しかし、ただ「閉じる」だけでは終わりません。廃校は地域資源。うまく活用すれば、経済効果・雇用・観光・移住促進…さまざまな波及効果を生み出します。

本記事では、日本で特に成功した廃校活用事例を5つ紹介し、成功のポイントを解説します。

 

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① アート×観光の成功例:大地の芸術祭「越後妻有」アーカイブ施設(新潟県十日町市)

越後妻有地域では、20年以上にわたる大地の芸術祭を軸に、廃校を現代アート施設へと再生してきました。代表例は「里山現代美術館」や、アーティストが常駐し作品を展示する旧校舎群。

**年間数十万人の観光客が訪れる“世界的アートの里”**として認知されています。

成功ポイント

既存資産の価値転換:古い教室がインスタレーション展示空間に。

イベントで終わらせず常設へ:一過性ではなく、常設展示・宿泊施設・カフェで地域経済に継続性が生まれた。

地域住民の巻き込み:学校跡地を「地域で守る誇り」の象徴へ。

 

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② 教育×移住促進:「立命館アジア太平洋大学附属中学校・寮(旧山香農業高校跡)」大分県杵築市

杵築市では農業高校の廃校を、立命館アジア太平洋大学(APU)の教育施設と学生寮へ転用しました。

APUは世界90ヵ国以上から学生が集まる大学。旧校舎の活用により地域に若い世代・外国人が常在するようになりました。

成功ポイント

人流・多様性の創出:人口減少地域で“人の循環”を取り戻す。

教育機関との連携:廃校は「教えるための箱」なので親和性が高い。

市が主体的に誘致:公民連携による改修・維持管理の負担軽減。

 

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③ 宿泊×地域産業:NIPPONIA 小菅 源流の村(山梨県小菅村)

小菅村は人口700人の山村。旧小学校の校舎を分散型ホテルとしてリノベーションし、客室やレストラン、体験施設を形成しました。

今では都市部からの旅行者、ワーケーション利用者を呼び込み、村の税収と雇用を継続的に創出しています。

成功ポイント

“泊まる体験”を売る:黒板、廊下、体育館など学校の記憶を生かす。

観光×職:宿泊施設・レストラン・清掃・ガイドと多様な雇用が発生。

改修を“投資”と位置づけ:村が持つ資源を未来へつなぐ考え方。

 

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④ 企業誘致×地方創業:さとのば大学(旧小学校校舎/複数地域)

地域企業・自治体・NPOが共同で、旧校舎を使った“地方起業の大学”を展開。

学生は全国の地域を移動しながら学び、廃校を教室・コワーキング・宿泊へ転用。参加者の3割以上が地方移住・事業創出へつながった例もあります。

成功ポイント

廃校=創業キャンパスという発想転換

複数地域で転用可能:仕組み化し、再現性を持たせた点が革新的。

成果の“人材”で地域に還流:観光でも施設でもなく“人”を産む。

 

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⑤ 地域産品×直売×観光:「道の駅かつやま(旧葛山小学校)」福井県勝山市

福井県でも象徴的な成功例があります。旧葛山小学校を丸ごと“道の駅”へ。

地元野菜の直売・加工品の販売、レストラン、イベントスペースなどを備え、恐竜博物館観光との相乗効果で、観光回遊と地域収入の受け皿となりました。

成功ポイント

需要のある観光資源と直結:恐竜博物館→道の駅→地域回遊の動線。

校舎の広い廊下・体育館が活きる:物販・イベントに最適。

地域コミュニティの拠点:住民の集会・マルシェ開催など多用途。

 

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共通する成功の法則

① “校舎のまま使う”ことが価値

黒板、教室、机、運動場。ノスタルジーは強い集客資源です。

**「新しく作る」よりも「思い出を保つ」**方が、人は惹かれます。

② 一過性イベントではなく“常設モデル”

観光イベントだけでは持続しません。

宿泊・教育・直売・起業支援など、継続収益を生む仕組みが不可欠です。

③ 外部パートナーを巻き込む

自治体が単独で抱えるには限界があります。

大学・企業・NPO・アーティストと組み、役割を分担することで実現可能性が高まります。

④ 交通・観光資源との接続

僻地でも成功例が多いのは、目的地価値があるから。

観光施設・温泉・自然景観・鉄道・高速道路との回遊性が重要です。

 

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まとめ ― 廃校は“負債”ではなく“未来投資”

廃校は「過去の終わり」ではなく、「地域の再スタート地点」です。

校舎は大きく、公共性があり、地域住民の記憶が詰まっています。

教育・観光・産業・創業・福祉――どの方向にも転用できる稀有な空間です。

福井市にも廃校跡の候補は点在します。

大事なのは用途を当て込むのではなく、地域の強み × 廃校の特徴を掛け合わせること。

その視点が持続的な成功を生みます。

 

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福井市議会に挑戦する決意をしました。

大谷たかまさです。

命を守ってきた。

次は暮らしを守る。

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肩書 元消防士
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