2026/7/8

2026年7月8日付の読売新聞に、全国各地でアリーナの新設・建て替えが相次いでいるという特集記事が掲載されていました。Bリーグの人気を追い風に、各地で大型施設の構想が動き、事業規模も右肩上がりで拡大しているとのことです。
記事にもあるように2016年頃から、全国各地でアリーナ構想は次々と立ち上がってきました。私自身、ネクストYASU・アリーナ会議代表としてこれまで長崎・SAGA・神戸GLION・ダイハツアリーナなど、実際に6つほどのアリーナを訪れてきましたが、視察を重ねるたびに、この波が一過性のブームではなく、全国的な大きな潮流であることを肌で感じています。

もちろん、勢いだけで進めてよい話ではありません。財政負担の大きさ、収益性の確保、そして市民合意形成のプロセスは、どの自治体にとっても避けて通れない重い課題です。全国には、建設の賛否が市長への不信任決議や住民投票となった事例もあり、慎重な議論が欠かせません。
一方で、野洲市の駅前に目を向けると、幼稚園の移設、文化ホールの老朽化に伴う修築、そして駅前整備そのものという、複数の課題がここへきて同時に浮かび上がってきました。これは一見、頭の痛い話に見えます。しかし、逆の見方をすれば、これらを別々の問題としてではなく、まとめて一体的に考えられる状況が、今まさに整ったとも言えます。
駅前Aブロックの広大な空き地には、これまで幾度となく施設構想が持ち上がりながら、紆余曲折を経て実現には至りませんでした。しかし、もしあの土地にすでに何かが建っていたら、幼稚園も文化ホールも駅前整備も、それぞれ個別に、限られた選択肢の中で解決策を探すしかなかったはずです。新しい発想が入り込む余地は、おそらくなかったでしょう。
そう考えると、あの土地が「建たずに」今日まで残ってきたことこそ、駅前を一体で構想できる千載一遇の大チャンスなのだと思います。人口5万人規模の都市で、駅前にこれほどまとまった土地を一気に開発できる構想は、そう多くはありません。今、野洲市の駅前は、全国からも注目されるだけの可能性を秘めていると言っても過言ではないと感じています。
これまで「なかなか決まらない」「また白紙か」と、駅前の空き地にやきもきされてきた市民の皆様も多いと思います。しかし、待たされてきた時間は、決して無駄ではありませんでした。むしろ、あの土地が空いたままだったからこそ、私たちは今、幼稚園も文化ホールも駅前整備も、バラバラにではなく一つの絵として描くという、他のまちにはなかなかできない選択肢を手にしているのです。
野洲という人口5万人のまちが、これほど大きな可能性を秘めた土地を、これからどんな形にしていくのか。全国が注目するこの好機を、市民の皆様と一緒に、野洲らしい形で実らせていきたいと思います。これからの野洲の駅前に、ぜひご期待ください。
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ホーム>政党・政治家>田中 りょう (タナカ リョウ)>全国アリーナ加速の記事の一方、野洲駅前は「建たなかった」からこその千載一遇のチャンス