2026/3/6
【JALサンライトの視察に行かせていただきました】
2026 年 7 月、障がい者の法定雇用率は現行の 2.5%から 2.7%へ引き上げられます。
対応に迫られる企業が多い中、日本航空は 2024 年度に 2.9%を実現しました。
さらに同年、「D&I AWARD 2024」(D&I とは、ダイバーシティ&インクルージョン)において、航空会社として初となる 2 度目の「D&I アワード賞」を受賞。
いま、多くの企業がその取り組みを学ぼうと視察に訪れているといいます。
どのような形で雇用が行われているのか、その現場を見せていただくため、JAL グループの特例子会社である JAL サンライトを視察しました。
(少し長い投稿です)
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JAL サンライトは、従業員 523 名のうち約半数が障がいのある社員です。
現在の職域は多岐にわたります。
空港で航空機を地上から支える手荷物搭降載、客室クリーニング業務、羽田・成田の国際線ファーストクラスラウンジでの靴磨きサービスやコーヒードリップサービス、JAL グループ社員向けのネイル施術、成田オペレーションセンターでのベーカリー業務など、挑戦の幅は広がっています。
掲げているのは、「障がい障害を仕事の障害にしない」という考え方です。
職域拡大の背景には、「新たな価値創造委員会」という社内ビジネスコンテストがあります。
社員からアイデアを募り、半年かけて事業化を検討し、採択された企画を実際の事業へと育てていく仕組みです。
靴磨きやネイルサロンも、そこから生まれたそうです。
2024 年からは、羽田・成田の JAL 国際線ファーストクラスラウンジで靴磨きとハンドドリップコーヒーの提供が始まりました。
国際線で接客を担うにあたり、育成体制も整っています。
ファーストクラスラウンジでサービスを提供する社員は、JAL の CA でもある訓練部インストラクターから接客マナーの講習を受け、元 CA の継続的な指導のもとスキルアップを重ねています。
靴磨きやコーヒーハンドドリップなど各種技術の向上については、トップクラスの専門家から直接指導を受けています。
バリスタ競技大会での優勝や、シューシャイングランプリ、全国アビリンピックでの入賞など、実績も着実に積み重ねています。
視察の中で、特に印象的だったのは、本社内で福利厚生として行われている靴磨きの現場でした。
導入当初は、
「JAL サンライトが靴磨きを?」
と関係者の中から疑問の声もあったそうです。
しかし、世界レベルの技術を学び、国際線ラウンジで一流のサービスを提供する。
“作業”ではなく、“職人”。
誇りを持って働く姿が周囲の認識を変え、今では「靴磨き職人になりたい」と志望する方も増えているとのことでした。
さまざまなバイアスを外すことは大切です。
同時に、ご本人たちがやりがいを持てる環境をつくることもまた重要です。
共生とは、守ることではなく、挑戦できる舞台を整えること。
法定雇用率の達成がゴールではありません。
一人ひとりが能力を最大限発揮できる環境づくりを、政治としても後押ししていきたいと強く感じました。
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ウシダ マユ/40歳/女
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