2025/6/4
「再生の道」は「政策がない」と言われおりますが、地方議会においては、議会の役割は執行部の政策の監視・チェックです。つまり、政策の目的や手段、調達方法の是非を議論を通じて明らかにし、最終的に個人の資格で賛成・反対を判断することが各議員の最も重要な役割となります。ですので、地方議会の議員に政策がないのは当たり前のことなのです。
しかし、首長が議会を与党議員で固めて予算などの決議を容易にしようとしたり、既存の有力政党が国政選挙を有利に進めるために国政政党の枠組みを地方政治に持ち込んできました。それを正当化するため、あたかも地方議会において既存政党の議員が政策を提案し、各種の政策・施策がこれら政党の成果であると声高に宣伝されている現実があります。
石丸伸二代表は首長経験者だからこそ、こうした地方議会の現実に強く危機感を抱き、地方議会の基本に立ち戻り、二元代表制の「機能不全」を変えようとしています。まずは東京から、そして日本へ。
国政の議員を支える都議団、それを支える市議集団という鉄の結束は、新興政党にはとても大きな壁になりますが、それを可能にしているのは、既存の有力政党が地方議会の「二元代表制」という「不都合な真実」を巧みに隠し続けているからです。「地方行政と国政の違い」は、時には私たち政治家でさえ正しく理解していないことですが、「二元代表制」を自らの利益のために歪んだ形で運営してきた既存の有力政党の思惑により、真剣に審議をしない議員が大量に地方議会に送り込まれることになりました。
だからこそ、今回はこの違いを正しく理解する第一歩として、地方政治「二元代表制」と国政「議院内閣制」について解説したいと思います。

神戸新聞NEXT. (二元代表制のチェック機能)(2017年8月19日掲載). 参照2025年6月4日. http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/keyword/201708/0010475747.shtml
まず、身近な地方行政から見ていきましょう。地方議会が「二元代表制」を採用しているのには、次の2つの大きな理由があります。
住民が直接選ぶから 国と違って、地方では首長(知事や市町村長)も議会の議員も、両方とも住民が直接選挙で選びます。これにより、首長も議会もそれぞれが住民の代表として、住民に直接責任を負う形になります。
お互いにチェックし合うため 首長と議会が独立した存在として住民から選ばれることで、お互いを監視(チェック)し、権力のバランスを保つことができます。議会は首長の提案を審議し、首長は議会の決定に基づいて行政を行います。こうすることで、どちらか一方に権力が集中しすぎるのを防ぎ、住民の意見がより反映されやすい仕組みになっています。
日本の国政の大きな特徴である「議院内閣制」について、一緒に再確認していきましょう。日本の国政はなぜ「議院内閣制」なのでしょうか。これには主に次の理由があります。
国会が政府(内閣)を選ぶから 地方と違い、国の内閣総理大臣は、国民が直接選ぶのではなく、国会議員の中から国会(衆議院と参議院)が決めて指名します。そして、総理大臣が大臣たちと一緒に内閣を作ります。内閣は、国会からの信任があるからこそ存在できる、という関係です。
効率的に政策を進めるため 国会で多数を占める政党が内閣を作るため、法律を作ったり、予算を決めたりする際に、国会と政府が協力し合い、スムーズに政策を進めやすくなります。これにより、国の運営が効率的に行われることを目指しています。
地方行政と国政では、それぞれ異なる代表制の仕組みが採用されています。この違いを理解することは、それぞれの機能の違いを知る上で非常に重要です。特に、地方議員が行政を監視することの意義は、この違いを理解することで明確になります。
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コウグチ ノブアキ/55歳/男
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