2026/4/28

東京都立小児総合医療センター内に新たに開設された
「ドナルド・マクドナルド・ファミリールーム」の開所式に出席し、施設も視察させていただきました。
当日は、府中市長の高野律雄さんもご出席され、会派からは府中市選出の小山くにひこ都議がテープカットに参加しました。

小児医療の現場では、治療を受ける子ども本人だけでなく、そばで付き添うご家族も、長期間にわたり大きな負担を抱えています。
病室のすぐ近くにいながらも、
少し横になりたい。
温かい飲み物を飲みたい。
ひと息つきたい。
でも、子どものそばを離れることには不安がある。
そうしたご家族の心身の休息を支えるために整備されたのが、このファミリールームです🌿

ドナルド・マクドナルド・ファミリールームは、入院中の子どもに付き添うご家族のための、病院内の休息スペースです。
東京都立小児総合医療センターには、すでに敷地内に滞在施設
「ドナルド・マクドナルド・ハウス ふちゅう」があります。
今回開設されたファミリールームは、さらに病院内に設けられたことで、子どもの近くにいながら、付き添う家族が心と体を休められる場所になっています。
利用時間は午前9時から午後9時まで。
対象となるご家族は、専用のパスカードで出入りでき、時間内であれば何度でも利用できます。
しかも、利用は無料です。


視察を通じて強く感じたのは、この場所が単なる「休憩所」ではないということです。
キッチン、リビング、カウンター、冷蔵庫、飲み物、食料品、アメニティなどが用意され、家族が少しでも日常に近い時間を取り戻せるよう工夫されています🍽️
また、プライバシーに配慮された搾乳室や、ひとりで過ごせるスペースも整えられていました。

付き添い入院中のご家族には、
誰かと話したい時もあれば、
誰にも気を遣わず、ひとりになりたい時もあります。

その両方の気持ちを受け止められる空間設計になっていることが、とても大切だと感じました。
このファミリールームの大きな特徴は、運営が寄付とボランティアによって支えられていることです。
運営資金は、企業や個人からの寄付・募金によって賄われています。
室内に置かれている食料品や日用品、備品なども、多くの方々の支援によって提供されています。


さらに、日々の運営にはボランティアの皆さんの力があります。
つまりこの場所は、
病院だけでなく、企業、個人、地域、ボランティアが一緒になって、入院中の子どもと家族を支える仕組みです🤝
「子どもの治療を支える」ということは、医療行為だけではありません。
そばにいる家族が倒れないように支えることも、子どもの療養環境を守る大切な支援です。
付き添い入院では、家族は長時間、病室で過ごすことになります。
十分に休めない。
食事をゆっくり取れない。
きょうだいや仕事、家庭のことも気になる。
医療的な不安を抱えながら、子どものそばにい続ける。
こうした負担は、外からは見えにくいものです。
しかし、付き添う家族が心身ともに疲弊してしまえば、子どもを支える力にも影響します。
だからこそ、家族が少しでも安心して休める場所、そして必要な時に支えを受けられる場所が必要です。
今回のファミリールームは、そうしたこれまでの付き添い入院に関する切実なニーズを受け止め、形にした施設だと感じました。



ファミリールームが病院内にあることにも、大きな意味があります。
子どもの容体が変化した時には、病院からご家族へ連絡が入る体制があります。
また、病院内にあることで、ご家族は「子どもの近くにいる」という安心感を持ちながら休むことができます。
これは、付き添う家族にとって非常に重要です。
離れた場所で休むことに不安を感じる方も、病院内であれば、少しだけ肩の力を抜くことができます。
「休んでいい」
「ひと息ついていい」
そう思える環境が、家族を支える力になります🌱

小児医療を考える時、どうしても治療や病床、医師・看護師の体制に目が向きます。
もちろん、それらは最も重要な基盤です。
しかし同時に、子どもの療養生活を支える家族への支援も欠かせません。
特に、重い病気や長期入院、医療的ケアが必要な子どもたちの場合、家族の負担は長期化・複雑化します。
家族が休めること。
安心して食事ができること。
誰かと話せること。
一人になれること。
必要な物が手に入ること。
こうした一つひとつが、付き添い家族の心を支え、結果として子どもの療養環境を支えます。

今回の開所式への出席と施設視察を通じて、ファミリールームは「やさしい空間」であると同時に、とても実践的な支援拠点だと感じました。
入院中の子どもを支えるためには、家族を孤立させないことが大切です。
そして、家族を支えるためには、制度だけでなく、こうした具体的な居場所や休息の仕組みが必要です。
寄付やボランティアによって支えられているこの取り組みは、社会全体で小児医療を支える一つの形でもあります。
子どもたちの治療を支える。
家族の心と体を支える。
そして、誰かの不安を少しでも軽くする。
そのための大切な場所が、東京都立小児総合医療センターの中にできたことを、多くの方に知っていただきたいと思います。
引き続き、都政の立場からも、入院する子どもたちとそのご家族が安心して過ごせる環境づくりに取り組んでまいります。🏥✨
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タカノ タカヒロ/46歳/男
ホーム>政党・政治家>高野 たかひろ (タカノ タカヒロ)>入院中の子どもに付き添う家族を支える場所