2025/10/29

先日、東京都立文教盲学校を訪れ、寄宿舎の先生方からお話を伺いました。
この学校は「高等部単独校」という全国でも珍しい形態で、全国にある視覚特別支援学校の中でもわずか2校しかありません。🏫✨
生徒はおよそ50名。普通科と専攻科に分かれ、それぞれの力に応じた多様な学びを続けています。
中には知的障害を併せ持つ生徒もおり、一人ひとりの特性に合わせた教育課程が丁寧に組まれています。
卒業後は大学進学や就労、生活介護など、進路も実にさまざま。
まさに「生きる力」を育むための学校です🌱
寄宿舎は校舎の4・5階にあり、最大34名が生活しています。
多くの生徒が1人部屋で過ごし、安心・安全・プライバシーを大切にした環境づくりがなされています。
放課後は入浴、夕食、自習と続き、夜10時には消灯。
翌朝6時半に起床し、7時50分には登校します。
こうした生活のすべてが「教育」につながっており、明かりのつけ方から配膳の順路まで、すべてが社会生活の練習。
ここで過ごす時間が、生徒たちの自立や社会性の礎となっています✨


寄宿舎では、温かい朝食と夕食が提供されます。
食べることを単なる“栄養補給”ではなく、“教育”として大切にしているのが印象的でした🍽️
この日は調理場ではスタッフの方が2人いまして、夕飯の仕込み中でした。
一方で、給食の無償化をめぐっては「通学生との公平性」や「利用誘因」などの課題もあり、慎重な議論が続いています。
しかし「食育こそが生きる力を育む教育」という考えは、この学校全体に息づいています🌾
バリアフリートイレ

高等部の教育では「一人で通学できるようになること」が大きな目標のひとつ。
通学90分以上などの入所基準はあるものの、学校側では安全面を考慮して柔軟に運用しています。
また、寄宿舎内には1DKの“生活実習室”があり、調理・洗濯・掃除・来客対応などを実際に体験しながら、一人暮らしの練習をしています🧺🍳
玄関の外にはインターフォンがあり、その対応の練習もするんですって👂


こうした経験が、生徒たちの“社会への橋渡し”になっています。
寄宿舎には指導員13名、教員約56名が宿直をローテーションで担当。
しかし近年は、てんかんや重度の障害を併せ持つ生徒も増え、1対1での支援が必要なケースも増加しています。
「目の見えない生徒の“見えないサポート”をする」──現場の先生方の責任感と愛情に頭が下がります🙏
畳の劣化や天井補強など、施設の修繕ニーズも山積しています。
都全体での工事遅延や人手不足の影響もあり、すべてをすぐに直すことは難しい現状です。
それでも、教職員と生徒が力を合わせ、「安心・安全・公平な環境」を守る努力を続けています💪

文教盲学校で印象的だったのは、生徒・保護者ともに「満足度が9割を超える」という事実でした。
寄宿舎での暮らしが、確かに“生きる力”へとつながっている証です。
視覚障害を持つ子どもたちが、ただ支えられる存在ではなく、
自分の力で未来を切り拓けるように──
文教盲学校は、その舞台であり、希望の灯りをともす場所でした。🕯️✨
今回対応していただきました校長・副校長並びに先生方々、指導員の皆様、ありがとうございました。
引き続き盲学校の教育を支えていただきたいです。
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タカノ タカヒロ/46歳/男
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