2026/4/21
昨年度から万九千神社で行われている「鎮守のモリ連続講座」に参加しています。これは、万九千神社の錦田宮司様を講師に、古事記を中心として神話を学べる講座になります。本年で、12年目を迎えるそうです。本日は、本年度の初回講座で出かけてきました。 その中で、特に心に残った部分を共有させていただきたいと思います。
1. はじめに:神話は「今」と繋がっている
まず冒頭、事務局の方からの挨拶で、非常に興味深いお話を伺いました。 「神話は単なる物語ではなく、今も続いている」という視点です。例えば、稲田の神様であるクシナダヒメ。私たちがその末裔だとすれば、現代で稲作に携わる方々はクシナダヒメの精神を直接受け継いでいると言えるかもしれません。神話を遠い昔の出来事としてではなく、自分たちのルーツとして捉え直すことから、今日の学びは始まりました。
2. 2000年の大発見!「伝説」は「本当だった?!」
かつて出雲大社には、高さ約48メートル(現在の15階建てビルに相当)という、常識外れに巨大な神殿があったという伝承がありました。長年、多くの専門家は「ただの誇張だろう」と考えていたそうです。
しかし、2000年の発掘調査がその定説を覆しました。 直径1.35メートルの杉を3本束ねた、直径約3メートルもの「宇豆柱(うづばしら)」が発見されたのです。この独特な構造は世界でも類を見ないもので、当時の日本の土木・建築技術が極めて高度であったことを証明しました。皆さんはこのことを知っていましたか?
宮司様からは、「出雲の人でも、特に若い方には、こんな素晴らしい発見があったということを知らない方が結構いらっしゃる。これは日本の縮図だと思います。現代の日本人が自国のこうした素晴らしい歴史を知らないことこそが、今の日本の課題である」と警鐘を鳴らされていました。
3. 伊勢と出雲:対立ではなく「補完」の関係
また、今回は「伊勢」と「出雲」の役割についても深い解説がありました。
伊勢(天つ神): 高天原の象徴。目に見える世界を司り、日が昇る聖地。
出雲(国つ神): 葦原中国の象徴。目に見えない世界を司り、日が沈む聖地。
この二つは決して対立しているのではなく、「見える世界」と「見えない世界」を分担し、お互いを補い合っているのです。日本という国は、強大な力で他を圧倒するのではなく、こうした「補完と調和」によって成り立ってきたことが、神話から読み解けます。
4. おわりに:今こそ「調和の精神」を世界へ
現在、国内外で争いごとが絶えない情勢が続いています。 今回の講座は、「日本人は神話に学び、この『調和の精神』を実践することで、世界を牽引していくべきだ」という言葉で締めくくられました。
私たちの足元にある歴史を正しく知り、そこに流れる調和の心を大切にする。 そんな小さな意識の変化が、より良い未来を作る一歩になるのかもしれません。
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