この度の一般質問では、今年の3月に策定されたばかりの「福山市都市ブランド戦略」と「観光施策における都市プロモーション」について取り上げました。
持ち時間50分のうち34分が「福山市都市ブランド戦略」に重きを置いたので、こちらのテーマに絞って振り返りをさせていただきます。
長文になりますがお付き合いいただければ幸いです。
人口減少や都市間競争が激しくなる中、都市の魅力をどう市内外の皆様に発信し、人や企業から選ばれるまちになるかは、福山市の将来を左右する重要なテーマ。
そのため私は、新たに策定された都市ブランド戦略について、その方向性や根拠、効果測定の考え方を中心に質疑を行いました。
今回の戦略ではターゲットを「20代・30代の市外女性」とし、めざす姿を「20代・30代の市外女性からお出かけ先として選ばれ続けるまち」として掲げています。
論点は大きく4つ。
①なぜターゲットが「20代・30代の"市外"女性」なのか?
②なぜ「お出かけ先」なのか?
③なぜ「ばらのまちづくり」一本なのか?
④なぜこの戦略のKPIが都内在住20代・30代女性の認知度向上なのか?
【傍聴者の皆様にお配りした資料】
質疑の根拠となるデータや資料も掲載しておりますので、ご関心のある方はぜひご覧ください。
なお、今回は21名の方が傍聴に来てくださいました。
本当に、本当にありがとうございます

私は「ばらのまちづくり」を否定するものではありません。
むしろ、福山市のばらは日本一であり、世界から認められたばらのまちであることは誇るべき地域資源であり、その価値をさらに発信していくことは大事だと考えています。
しかしながら、都市ブランドとは本来、市外・県外へのプロモーションにとどまらず、市民の誇りの醸成、人材の確保、企業誘致、投資促進、関係人口の創出、子育て世代から選ばれる環境づくりなど、多様な価値を包含する上位戦略であるべきだと考えています。
また、この戦略の根拠を得るために、福山市が昨年12月8日から11日にかけて、東京都在住の20代・30代女性を対象に実施したアンケートについても、多くの疑問を感じています。
アンケートでは、20代・30代女性の花や植物を楽しむことに対するニーズを調査しているほか、花や植物スポットを選ぶ際に重視する要素として、「アクセスの良さ」が最も高い結果となっていました。
しかし、そのような結果が示されているにもかかわらず、本戦略では引き続き東京都在住の20代・30代女性の認知度や価値共感の向上を、今後5年間のKPIとして掲げています。
仮に20代・30代女性のお出かけ先として福山市を選んでもらうことを目指すのであれば、アクセス優位性を生かせる中四国圏や関西圏からの来訪促進に重点を置くべきです。
こうした全般の根拠に対する疑問から、再策定を強く要望しました。
当初、この戦略のまま進みたいという意向であったようですが、中津副市長より、適宜改善やリニューアルも検討したいという趣旨の発言をいただき、公文書である議事録にその旨を残すことができました。
重要なのは認知度そのものではありません。
抽象的な言葉を使いますが、重要なのは市民の「当事者意識」や「ウェルビーイング」と考えます。
市⺠⼀⼈ひとりがもっと福⼭市を好きになり、福⼭市に住むことに誇りを持ち、このまちの魅⼒を⾃分の⾔葉で語れ、何か挑戦したくなる。
市外県外から福⼭に来てくださる⽅を、⾃信を持ってお迎えし、歓迎できる。
そんな⼈が⼀⼈でも増える福⼭になることを信じ、引き続き頑張ります。
来週くらいには実際の映像が公開されると思いますので、その際は報告させていただきます。
以上、長文にお付き合いいただきありがとうございました!