まず、公明党さんと共産党さんの得票です。
今回はこの「揃い方」が非常に分かりやすく出ています。
公明党(全員当選)
大塚啓史さん:2,951票
長野まさこさん:2,935票
今井あやさん:2,922票
太田ゆきのぶさん:2,917票
いえたか佐苗さん:2,876.033票
佐々木あきらさん:2,771票
泉さなえさん:2,687.966票
鈴木だいすけさん:2,651票
→ 上位と下位の差は300票
日本共産党(全員当選)
小崎愛子さん:2,769票
杉村ちえさん:2,727.441票
→ 差はわずか42票。もはや芸術の域
この数字が示しているのは、「偶然の分布ではない」という点。
支持者の割り振りと掘り起こしから、投票行動まで、かなり精度高くコントロールされている組織票の強さが、そのまま表れています。
全体の最下位当選が2,161票という状況を見ると、両党ともにもう1議席を狙う余地はほぼない。
しかしながら取りこぼしも出さない。
このバランスは、緻密な票読みと統制があってこそ成立するものです。
改めて、ただただ凄い。
その中で、異質とも言える結果を出されたのが、無所属で2期目を目指した田中エリナさん(41歳)の10,676票。
市議選の中では明確に一段上の水準であり、組織票だけでは届かない領域。
わかりやすい議会活動の発信に加え、松山銀天街商店街振興組合という松山市の中核的なコミュニティの生まれというルーツを持ち、ご自身も理事として関わりながら、具体的な貢献を積み重ねてこられたのだろうと思います。
加えて、ご自身でも起業とまちづくりの取り組みをされているなど、能力や実績のわかりやすさ、日々の活動量、そして個としての魅力が揃っているからこそ、この結果かと。
支持が分散せず、一定の密度を保ったまま広がっているように見えます。
その積み上がりが10,186票に結びついています。
今後も注目したい存在です!
③ 投票率の低下(39.45% → 37.29%)
今回の投票率は
前回:39.45%
今回:37.29%
差:-2.16ポイント
候補者は55人と多かったにもかかわらず、投票率は下がりました。
構造としては、候補者が増えたことで、組織側はより確実に票を固める動きになる。
それに対して、無党派層はそこまで強く連動して動かない。(むしろ下がった

)
結果として、無所属新人の票は分散し、伸び悩む。
つまり、組織票の影響力は相対的に強まることになります。
今回の選挙は、
⚫︎公明党・共産党は、票を精密に揃えて確実に通す
⚫︎無所属でも、個人で積み上げにより、10,676票まで伸ばす
⚫︎一方で、投票率は37.29%まで低下している
という構造がはっきり表れた選挙でした。
2024年の福山市議会議員選挙においても、定数38に対して56名が出馬し、当事者としては選挙が活気づいたことを心の底から嬉しく思っていましたが、投票率の伸びという点では課題も残りました。
公開討論会や選挙割のような取り組みも含め、選挙の見える化と投票率向上に向けた動きが、今後はより民間からも広がって欲しいと強く望みます。
福山市の皆様、2年後には福山市議会議員選挙(4月)と福山市長選挙(8月)が行われます。
公開討論会やそれに準ずる取り組みをぜひ実施していただければと思います。
お声がけいただければどこへでも伺いますの、
兎にも角にも、議員のチェック、候補者のチェックを、外に引っ張り出して、しっかりとお願いしたい。
選挙の時だけ顔を出す。
選挙の時だけ情報発信をする。
そもそもWEBサイトやSNSを持っていない。
議会の登壇や委員会で質問をしない。
もしあなたの応援する方がそのような状況なら、今のうちから伝えてあげて欲しい。
頑張ってよ!と。