2024/2/28
政策提言:くまもと新時代を共に創る・県民への10の約束
印刷用PDF:県民への10の約束(全文)
熊本の未来の創造の基盤となるのは、教育。
変化の激しい時代に対応した教育改革を現場目線で進め、学校の働き方改革、専門スタッフの配置拡充、授業の質の向上を図ります。生徒の個性が輝くような県立高校の魅力化、グローバル人材の育成、県内外の高等教育機関との連携強化を推進します。また、「熊本の心」で、郷土への愛と誇り、志を育成します。
さらに、障がいの有無、年齢、国籍、民族、文化等の違いに関わらず、地域社会の構成員として共に生きるインクルーシブな多文化共生社会を実現します。
●熊本の未来を担うこどもたちの育成に向けて、市町村と連携しながら、世界に伍する質の高い教育を実現します。
そのために、施策の立案にこども自身やこどもと直接向き合う教師の意見を取り入れるほか、民間人材の登用や一旦退職した方の再雇用を含む柔軟な人事を進め、現場目線で変化の激しい時代に対応した教育改革を推進します。
●教師がこどもと向き合う時間を確保するため、部活動指導員、学習指導員、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、スクールサポートスタッフ、スクールロイヤーなど専門スタッフの配置・体制を拡充します。
また、県教育委員会に専門のコーディネーターを配置する等の取組を進め、学校現場が抱える様々なトラブルの解決を支援する体制を整備します。
これらの体制整備を行いつつ、民間企業でも実施されるBPR(Business Process Re-engineering:業務の抜本改革)を教育現場と県教育委員会の双方で実施し、教師等教育現場の負担を極力削減するとともにデジタル技術のフル活用により学校の働き方改革を推進します。
●教師不足の解消を進め、こどもたちへのきめ細かな指導を実施します。さらに、スーパーティーチャーや専門人材の育成・登用、こども1人1台の学習用パソコンの整備促進、アクティブラーニング教室など最先端設備の導入・活用により、授業の質を高め、こどもたちの学力を向上させます。
また、県内どの地域でも、かつ、どのような家庭環境にあっても、質の高い学習環境が享受できるよう、ICT環境整備や遠隔授業の取組を推進します。
●プログラミング教育、STEAM(科学・技術・ものづくり・アート・数学)教育により、技術の進展による社会の激しい変化に対応できる、こどもたちの批判的思考力、創造性、課題発見・解決能力を育成します。
●いじめは絶対に許されないとの強い認識を持ち、いじめの未然防止や早期発見・早期解消に取り組みます。いじめ問題への適切かつ迅速な対応を進めるため、教育委員会の体制を強化し、保護者等からの相談・支援体制を充実させます。
●スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなど専門家と連携して、不登校児童生徒への早期支援を充実させます。
また、教室で学ぶことが困難なこどもに対しては、オンラインでの授業の受講を可能にする環境を整え、教室外・学校外の学びの場となるフリースクール等の充実を官民の力を合わせて実現させていくと共に、メタバース(インターネット上の仮想空間)等ICTを活用した学びの機会を提供する「くまもとオンライン教育支援センター」を整備します。
●高森高校マンガ学科や天草工業高校CG(コンピュータグラフィック)系列、八代農業高校泉分校グリーンライフ科のように、生徒の個性がキラリと光る高校づくりを地元市町村と力をあわせて目指します。
文化芸術人材、農業人材、理数系人材、地域に根差した人材の育成などを可能とする学科・コースの改組、カリキュラムの弾力化・見直しを進め、生徒の希望に応じた教育が受けられるよう、魅力ある高校づくりを行います。
●工業・商業・農業・林業など職業教育系の高校については、卒業後に即戦力として県内企業や地域社会で活躍できる人材を育成することができるよう、県庁商工労働部・農林水産部や市町村・商工農業団体と協力し、企業・事業主とのマッチングを進め、在学中から実践的な活動に取り組みます。
●県内企業が深刻な人材不足に悩む中、高校での就職指導のサポートやインターンシップの強化を、県内就職率の向上につなげます。
●特色ある教育を行う高校で学ぶ機会を県内全てのこどもたちが得られるようにするとともに、熊本から世界を牽引する人材を一層輩出するため、一部の県立高校に全国募集を含む等の学区制度の見直しを検討します。
●社会や生徒のニーズを踏まえ、グローバル人材の育成や特色ある学校づくりを行う私立学校の取り組みを支援し、熊本の未来を担う若者に「選ばれる私学づくり」を推進します。
●熊本発のグローバル人材を育てるため、県内での外国語教育の充実と若者の海外留学を支援します。また、インターナショナル・スクールの充実や国際バカロレア(IB)教育の支援、外国の方に向けた日本語教育の推進を図り、多文化共生社会にふさわしいグローバルな教育環境を構築します。
●義務教育段階をインターナショナル・スクールで学んだ生徒や、外国にルーツを持つ生徒、帰国子女、県外からの移住者その他意欲ある生徒の進学先となり得るトップレベル人材・グローバル人材を育成するクラスを県立高校に設け、熊本発で世界に挑戦する若者を育てます。
●国籍、民族等の異なる人々が、お互いの文化的違いを認め合い、対等な地域社会の構成員として共に生きる多文化共生社会を実現するため、学校教育において異文化理解を深める国際教育を推進するとともに、多文化国際交流拠点の整備を進め、質の高い国際交流を行います。
●TSMCの進出を契機として、台湾を始めとする海外への関心を高め、熊本を訪問する多くの外国人労働者とその家族、留学生を熊本県全体で歓迎する機運を醸成します。多文化共生社会を実現するため、外国人材との相互理解を深め、共存するために必要な考え方やノウハウを県民や地元企業に対して伝える取組を進めます。
また、リトル台湾タウンを始め、外国人コミュニティの形成を支援します。
●国内外のトップレベルの研究大学との連携を最大限活用し、半導体研究・人材育成、大学発ベンチャー支援、地域課題の解決、フード・アグリ(食のみやこ熊本県)、ライフサイエンスなどをテーマとして、世界中の研究者・企業に選ばれるグローバルな研究開発環境を熊本に構築します。
●大学コンソーシアム熊本の枠組みを充実させ、国際化への対応、地域課題の解決、高大連携に取り組むとともに、県内の大学・高等専門学校と行政・金融・ベンチャー支援団体等との産学官金連携を強化し、人材育成、大学発ベンチャー支援を推進します。
●熊本県立大学において、世界トップクラスの人材を招聘し、強みのある環境やDX分野と連携しつつ、半導体を活かした新たな産業創出に取り組むとともに、「地域に生きる」・「世界に伸びる」人材を育成します。
●熊本県立技術短期大学校においても、昨年設立した半導体学科を中心にさらに取組を加速し、より高度な半導体人材育成を推進します。
●こどもたちが郷土への愛と誇り、そして、志を育むことができるよう、郷里の偉人伝・「熊本の心」(道徳教育用郷土資料)に基づく学びを推進します。
熊本県小国町出身の北里柴三郎博士は、熊本医学校(現・熊本大学医学部)で学び、予防医学の研究に取り組まれました。本年7月から流通する新千円札に採用されたことを好機とし、先人に習い、熊本の未来を担うこどもたちが夢に向かってチャレンジするよう、全県で機運を盛り上げます。
●障がいの有無に関わらず全てのこどもたちが学びたい場で学べるようにするため、私自らが先頭に立って現状と課題を検証する場を設置します。
その上で、ICT環境や支援員の配置を拡充し、小中高校各段階での事情に応じたインクルーシブ教育を推進します。また、生徒数の増加や生徒の様々な事情等に対応し、特別支援学校の教育環境を充実させます。
●こどもたちへのインクルーシブ教育を通じて、障がいの有無は勿論、年齢、国籍、民族、文化等の違いに関わらず、すべての人が地域社会の構成員として共に生きるインクルーシブな多文化共生社会の実現を目指します。これは、「誰一人取り残さない」を掲げるSDGsの理念にも合致します。
●私自身が当事者である障がい者行政はライフワーク。「障がいは個性」と言い切れる熊本になるために様々な障がいのある方を私のパートナーとして県政で活躍してもらいます。
●障がいのある人もない人も共に生きる社会の実現に向けて、障がいに関する理解や障がいのある人の社会参加の推進、地域で安心して生活できるための支援、障がい特性等に応じたきめ細かい支援の充実に取り組みます。
●障がい者の雇用・所得の拡大を図り、障がいを個性として活かして活躍するのが当然になるよう、県庁が先頭に立って人事制度の見直しを行います。
●テレワーク環境やフレックスタイム制度の導入、建物や交通インフラのバリアフリー化などの環境整備により、すべての人が働きやすい環境を実現し、障がい者、高齢者、子育て中の女性等の雇用を促進します。
●本年4月に開校する県立ゆうあい中学校において、若者から高齢者まで、国籍を問わず、様々な事情で義務教育を十分に受けられなかった人が学ぶ喜びを実感できる学校づくりを進めます。
●「熊本県犯罪被害者等支援条例」に基づき、犯罪被害者とその家族に寄り添い、必要な支援を行います。
●「熊本県部落差別の解消の推進に関する条例」に基づき、相談体制の充実や教育、啓発、実態調査等に努め、結婚及び就職に際しての部落差別事象の発生を防止し、部落差別のない社会を実現します。
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