2025/5/16
大使は、「日本とロシアは地理的に隣接する国であり、その事実はこれからも変わらない。これまで両国の間には良好な関係が築かれてきたし、それを再び取り戻せるよう最大限の努力をしたい」と語られていました。率直で柔らかな口調の中にも、国を代表する立場としての責任感が滲んでおり、強く印象に残りました。
さらに驚かされたのは、大使館内での写真・動画撮影が全面的に許可された点です。私自身、かつて在外公館(大使館および総領事館)で勤務した経験がありますが、一般的に館内での撮影は厳しく制限されており、動画撮影などは特に慎重な扱いが求められます。そうした常識とは裏腹に、ロシア大使館では「何を撮っても問題ない」との姿勢が示され、想像以上にオープンな雰囲気でした。
実はこのレセプションへの参加には前段がありました。数日前、ロシア大使館の政務部参事官を訪問し、日ロ関係について意見交換を行ったのです。正直、連絡を取っても会ってもらえないかもしれないと思っていましたが、面談はすぐに快諾されました。私は、これまでの7年間のロシア駐在経験と、対露外交に携わっていたことを説明し、約30分にわたって率直な対話を行いました。その面談が縁となり、今回のレセプション招待へとつながったのです。
この訪問や大使との対話の様子を動画で発信したところ、予想通り、「親ロシア派だ」といった非難が一部から寄せられました。しかし、それらの多くはロシア語を解さず、ロシアという国を直接見聞きしたこともない人々によるものでした。私は、国際関係を正しく理解するには、その国の言語を学び、現地で生活し、文化に触れることが不可欠だと考えています。ロシア語を話すことと、ロシアを全面的に支持することは、まったく別の話です。むしろ、大切なのは「対話を恐れない姿勢」と「現場を知る努力」だと確信しています。
今、ロシアとの外交はほぼ完全に停滞しています。しかし、現実として、エネルギー・資源を多く輸入に頼る日本にとって、資源大国ロシアとの安定した関係は、エネルギー価格の安定を通じて、私たちの生活に直結しています。外交というと大げさに聞こえるかもしれませんが、最終的には私たち一人ひとりの暮らしや将来に深く関係しているのです。
今回のレセプション参加を通じて、ロシアのみならず、他国の外交官とも新たな人脈を築くことができました。小さな一歩かもしれませんが、冷え込んだ日ロ関係に少しでも風穴を開けるきっかけとなることを願っています。対話の扉を閉ざすのではなく、開いておく姿勢こそが、未来の可能性を広げる第一歩だと信じています。
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ミヨシ リョウ/40歳/男
ホーム>政党・政治家>三好 りょう (ミヨシ リョウ)>ロシア大使館レセプションへ参加。ノズドリェフ駐日ロシア大使へご挨拶