2026/6/30
特別国会の会期末(7月17日の予定)まで1ヶ月足らずになりましたが、6月25日時点でいくつかの重要法案が争点になっています。
【再審法改正】
政府提出の再審法改正案は衆議院で可決され、参議院で審議中です。この政府案は、証拠開示の範囲が限定的であること、再審開始決定に対する検察官の不服申立を認めていることなど、えん罪被害者の早期救済という目的には不十分な改正にとどまっています。
【副首都法案】
自民党と維新の会は「副首都」関連法案を提出しました。東京が大規模災害にあった場合に備えて首都機能の代替策を用意しておくことは必要です。しかし特定政党の政策(「大阪都」構想)を後押しすることが主目的になっていないか、厳しく見ていく必要があります。
【衆議院の定数削減】
自民党と維新の会は、衆議院の定数(小選挙区289 比例176)について、今後1年以内に選挙制度協議会で結論が得られなかった場合には、比例代表のみ45議席削減する法案を提出しました。比例代表は少数意見や新しい政治勢力の声を国会に反映する仕組みであり、安易に削減すべきではありません。
【国旗損壊罪】
自民・維新・国民・参政の4党は、日本国旗の損壊等を犯罪として処罰する法案を提出しました。国旗を大切に思う国民感情は尊重すべきですが、公的な場や他人の家での国旗損壊にはもっと重い罪(器物損壊罪)が既に存在しますので、この罪は自己所有の国旗の損壊等を主な対象とするもので、そこまで犯罪として処罰する必要があるか、よく考える必要があります。 外国国旗損壊罪とのバランスという意見もありますが、この罪は外国とのトラブルや紛争を防ぐためのもので、日本国旗にそのような事情はありません。社会通念上相当と認められるものは対象外として表現の自由などを不当に侵害しないよう留意する、とのことですが、処罰範囲が不明確で、芸術的表現や抗議活動など表現の自由として認められるべき行為も、犯罪とされるリスクを恐れて取りやめることが一般的になり、結果的に表現の自由が過度に制約されることが予想されます。
【皇室典範改正】
衆参両院の正副議長は、皇族数の維持のために、1女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する案と、2旧皇族の男系男子を養子として皇族に迎える案を妥当とする「立法府の総意」を首相に提出しました。政府は今国会中の法案提出・成立を目指しています。2005年の有識者会議では、女系や女性の天皇も認めるべきとしていましたが、今回の「立法府の総意」は、今上天皇→秋篠宮皇嗣→悠仁親王の皇位継承は変更しないことを前提として、現行の皇室典範のうち、天皇は男系男子に限る、女性皇族の配偶者や子は皇族とならないといった条文は改正しないため、将来さらなる改正を行わない限り、1で皇室に残った女性が天皇になることはなく、悠仁親王に男子が生まれない場合には2の養子の家に生まれた男子が天皇になると考えられます。
天皇の地位は日本国民の総意に基づくものですので(憲法1条)、この点についても国民の十分な理解と納得が必要です。
終盤国会の争点は、どれも数の力で急いで決めるべきことではありません。ぜひ皆様のご関心をお寄せください。
☆国政の動き☆
4月以降の国会では法案審議が本格化し、政府のインテリジェンス(諜報)機能を強化する「国家情報会議設置法」、OTC類似薬を一部保険適用外とする「健康保険法等改正」、成年後見制度を使いやすくする「民法等改正」、外国人の在留関係の手数料を大幅に引き上げる「入管法等改正」が成立しました。
6月5日には中東情勢をうけて予備費を3兆円積み増す補正予算が成立しました。
高市首相は6月15日から17日まで、フランスのエビアンで開かれたG7サミットに出席しました。ウクライナ・中東情勢、エネルギー安全保障、AIや重要鉱物のサプライチェーンなどが主要な議題となりました。
☆活動報告☆
爽やかな気候で過ごしやすい季節となり、「一之江駅西口春まつり」「清新町臨海町ふれあいまつり」「南葛西ふるさとまつり」「鹿骨区民館まつり」「南江戸川ふるさとまつり」など、様々なイベントにお伺いしました。「かさいこども食堂マルシェ」では販売のお手伝い、「つながるフェスタ」には運営スタッフとして関わる中で、皆さまといろいろなお話をさせていただき、多様性や支え合いの大切さを改めて実感しました。
5月13日は政治団体Polaris(ポラリス)のYouTubeライブに出演し、憲法改正・再審法改正・日本国旗損壊罪についてお話ししました。アーカイブ録画もありますのでお時間ありましたらぜひご覧ください!
毎月タウンミーティングや懇親会を開催し、最近の国政等についてご報告した上、皆さまのご意見をお伺いしています。また、国の政治を身近に感じていただくため国会見学会も行っております。詳しくは公式LINEでお知らせしていますので、下のQRコードから、是非ご登録をお願いいたします!

☆編集後記〜スタッフSのひとりごと☆
GWを過ぎ、各地で運動会や学園祭が開かれている。私にとってそれらは、練習の成果を発表し、仲間と作り上げた催しを多くの人に楽しんでもらう大切な学生生活の一大イベントだった。そんな中、先日、柴田の母校である東京大学で学園祭初日が中止となった。学生たちが時間をかけて準備した企画や来場者との出会い、青春のひとときが奪われただけでなく、暴力や威圧によって言論と交流の場まで失われたことは決して許されない。
自分と異なる意見にも耳を傾け、問いかけ、確かめ合いながら、理解を深める姿勢こそ今求められている。
~今回担当させていただいたスタッフSです。硬い文章になってしまい頭を抱えています。"(-""-)" 次回は、夏の日差しのような明るい話をお届けできるよう頑張りますので、これからもよろしく願いいたします。~
◆公式サイト https://k-shibata.jp/#profile
◆LINE https://line.me/R/ti/p/@478hplmp?oat_...
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柴田 勝之(しばた かつゆき) 1968年10月生まれ
開成中高・東大法学部卒業 弁護士
元 森・濱田松本法律事務所パートナー
司法研修所教官(刑事弁護)
第二東京弁護士会 副会長
◆家族 妻(薬剤師)
◆好きなこと
柔道(3段)
正伝大東流合気武術(3段)
何かを読むこと スイーツを食べること
◆座右の銘
外柔内剛 不貪不瞋不痴 (みんなのために、明るく、頑張る)
◆所属委員会
厚生労働委員会
法務委員会
憲法審査会
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