2026/8/10
少し時間が空いてしまいましたが、先日枚方市公立保育所に視察に伺いました。
以前から保育ドキュメンテーションの導入やICT機器の予算増を強く推進してきたその状況を見てくることに加えて、公立保育所のハード面の状況を確認するということを目的にした視察です。
枚方市立禁野保育所の視察を通して、「保育現場のデジタル化(DX)の推進」と「老朽化する建物の整備計画」を一体で進める必要性が明確になりました。
これまで議会で提言してきた保育ドキュメンテーションの導入やICT端末の拡充について、現場で確かな効果が上がっていることを確認しました。今後は、ソフト面の成果を活かしつつ、築56年を迎えた施設更新などハード面の課題解決に向けた取組が必要だと感じています。
一方保育所の設立や建て替えは非常に難しい問題が孕んでおり、
①人口動態が読みづらく、いつ保育ニーズのピークアウトが来るのか予想できない
→子どもの数は減っていても、転入増や共働き世帯の増加などもある。今必要であってもすぐさまピークアウトしてしまうとその建築費用の借金は将来世代に回していくことになるので判断が難しい。
②単体の公立保育所建て替え費用は国の補助金対象外
→なので過去民営化が進んだり、子ども園化などが進んできた経緯があります。

禁野保育所は昭和45年(1970年)4月に開設され、築56年を迎えています。
築56年の既存設備では現在の多様な保育ニーズへの対応に限界があり、公共施設マネジメント推進計画等に基づいた施設再編・更新の方針づくりが急務となっています。
一方で現場では先生たちの様々な工夫によって子供たちが安全にそして楽しく過ごせるような取り組みが随所にありました。

床の剥がれなども応急処置で対応を続けている状況。

子どもたちのお手洗いは綺麗にドライ化されていました。
全館建て替えは難しいものの、必要な個所を少しずつアップグレードしながらという感じです。
施設面の課題に対し、保育現場のデジタル化は着実に進展しています。市内の公立保育園では、業務支援システム「コドモン」とタブレット端末を活用した運用が行われています。
過去の視察や議会において、保育園のICT活用や端末増台についての提言を行い、その後の行財政改革プラン(案)における保育ICTシステムの拡充や端末追加へとつながりました。
今回の視察では、増設されたICT端末と保育ドキュメンテーション機能が本格稼働しており、以下の明確な効果が確認できました。
私は、保護者負担の軽減だけでなく、保育士の皆さんが【保育業務】に集中できるように保育ドキュメンテーションの導入は急務だと考えてきました。
また子どもたちの情報の蓄積なども少しずつ進みだすと本当の意味での個別具体の保育にもつながっていくのではないかと期待をしています。

市立保育所・幼稚園を含む就学前施設全体の老朽化対策は、市全体の課題です。 「就学前の教育・保育施設に係るひらかたプラン(後期プラン)」や「公共施設マネジメント推進計画」に基づき、児童数の推移を見極めながら以下の選択肢を含めた整備方針の具体化が必要です。
また、保育ドキュメンテーションについてはその成果についても定量的にも図っていき枚方市の保育の強みにつなげていくことも継続していきたいと思っています。
【参照・過去の取り組み】

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