2023/4/3
このブログには解説動画もあります。ぜひご覧になってください。
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統一地方選挙が近づき、選挙戦が各地で始まっております。そこで今回は選挙の前に知っておきたい「政治家による街頭演説の聞き方」を伝授しようと思います。
先日たまたま行った埼玉県の一番東京に近い市で、ある政権与党の街頭演説を聞いてきました。きっかけは「今井絵理子が来る」の看板でした。勘違いされないように弁解すると、SPEEDの曲は好きでしたが、別にファンとかではありません。ただ、以前の選挙で今井絵理子さんは、憲法や経済の話についてインタビューされたところ、「今は選挙中なのでごめんなさい」と言ったという逸話を覚えていたので、あれから数年たった現在はどれ程成長したかな?という怖いもの見たさというか意地悪心というか良く言えば好奇心で拝見させていただきました。選挙中に憲法や経済の話が出来ないという事はいったいいつするんだろう?というツッコミはさておき、今回は、「皆さんSPEEDって知ってますかー?」から始まり障害を持つ自分の子どもの話でした。
さてここからが本題です。候補者である市議候補は興味深い話をしていました。「先日、この川口市で痛ましい事件がおこりました。」と、郵便局に強盗が入った事件からの導入です。そして、「埼玉県は警察官の数が全国で一番少ないのをご存じですか?」「我々は皆と協力して警察署を1つ増やします」という結論でした。そして次に「埼玉県は医師数も全国で一番少ない」「だから皆と協力して大学病院を誘致することが決定しました」と。
はい、ここからが解説です。私も実は聞いていて?「そうなのか!」とか「それは良いことかもしれないなあ」とついその場では思ってしまいました。しかし、盛り上がりや感情ではなく、後からで良いので理性で落ち着いて情報を整理してみましょう。まず、言っている事を疑う事から始めます。平たく言うと「本当かな?」と思う事です。これは科学的ものの見方には重要で批判的吟味とも言います。支援者だったとしても間違ってたら教えてあげようとか、さらに知識を補強しようという動機でも構いません。
それでは警察官についてですが、埼玉県は本当に警察官が少ないのか?警察は多ければ良いのか?という疑問を立てます。そうしてみてみると、下の表の様に人口当たりの警察官の数が多いから犯罪が少ないというわけではなく、さらに警察官が多いから治安が良いというわけでもない、ということがわかる。また、「今回の対策はそもそも犯罪を減らすわけでは無く犯罪から身を守るという事だが、今回のケースは何が原因だった?」と調べてみると、犯人の動機は投資で200万円失ったという事だった。それで強盗は絶対に許されないが、投資を皆に呼び掛けていたのは自民党の岸田首相だった事を思い出す。また、自民党得意の箱物投資(建物を建てる施策)の案件だなとも思う。


次に医師数に関してですが、この市議とは別の市のさいたま市の浦和美園のホームページによると大学病院の計画は2018年から延期などが続いており、今のところ2027年に完成予定とのことだった。この市議がどれほど関わったかは別としても、そもそも病院の統廃合を行ったり医師数を減らして来たのは主に自民党政権である。さらに、病院は警察と違って管轄が無いから、川一本渡ってすぐ近くの東京には病院がいっぱいある。本当に必要なのは久喜などのもっと県北の医師なのです。そして箱物を作ったからと言って優秀な医師が集まるかは別の話です。いずれにしても何ともマッチポンプという言葉を思い出す。自分で問題を起こしておいて、それを解決して手柄とする。
何が何だか分からなくなってはいけない。話がうまければその場の雰囲気にのまれるのは仕方ない。それはその人の話がうまいのだから。しかし、政治はエンターテイメントではない。明日からの生活を決めるわけだから、落ち着いて情報を整理し判断していけばよい。これは「本当に?」と自問自答することで誰にでも出来る事である。これからの選挙で盛り上がりも必要ですが、多面的に考える癖をつけていきましょう!!
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