2026/7/10

2026年7月9日、長崎市中部学校給食センターを視察しました。9月2日から、中部学校給食センターと南部学校給食センターの2施設で、新たな学校給食の提供がスタートします。


今回は、市内最大規模となる中部学校給食センターの施設や運営体制、そして新聞などでも取り上げられた「リハーサル時の対応」についても説明を受けました。
そもそも学校給食センターとは? 複数の小・中学校の給食を一括して調理し、各学校へ配送する施設です。
長崎市では、これまで各学校で給食を調理する「単独調理場」と、共同で調理する施設が混在していましたが、施設の老朽化や食物アレルギーへの対応などの課題を踏まえ、各学校給食施設の調理から新しい給食センターへの集約し調理を行うための整備・準備が進められています。
今回視察した中部学校給食センターは約12,000食を調理する市内最大規模の施設で、先月見学した南部学校給食センター(約4,000食)の約3倍の規模となります。

さて、今回の学校給食センター整備には、次のような目的があります。
①献立内容の充実
②食物アレルギーへの対応強化
③老朽化した施設・設備の更新
の課題を解決するととともに
引き続き
・安全でおいしい給食の安定提供
・長期的な維持管理・運営コストの削減
を行っていきます。
施設が新しくなること自体が目的ではなく、子どもたちへより安全で安心な給食を継続して提供することが何より重要です。

見学した新しい給食センターでは、安全性と品質を高めるため、さまざまな工夫が取り入れられていますした。
食物アレルギー対応では、食材の受け入れから洗浄、調理、配食まで専用の動線が確保されています。さらに、専用の調理室を設け、担当する職員も分けることで、アレルゲンの混入を防ぐ体制が徹底されていました。
異物混入を防ぐため、食材搬入から調理、配食までの動線は一方通行となっています。調理員の役割分担や衛生管理も細かくルール化されており、調理器具や設備についても、安全でおいしい給食を提供するための工夫が随所に見られました。
施設内は非常に広く、セキュリティも厳重です。見学中も、9月の供用開始に向けて準備を進める職員の皆さんが、何度も動きを確認しながら作業されている姿が印象に残りました。
中部学校給食センターでは、市内中心部をはじめとした多くの学校へ給食を配送する予定です。配送ルートや時間も綿密に計画されており、国が定める「調理後2時間以内に喫食する」という基準を守るため、調理から配送までを分単位で管理する体制となっています。

さて新聞などでも報じられた「リハーサル時の食品廃棄」についてですが、
新しい設備で安全に給食を提供するためには、本番前に何度もリハーサルを行い課題を洗い出す必要があります。
しかし、そのリハーサルでは、
・途中で火を止める
・調理工程を確認する
・人員配置を見直す
・配送時間を計測する
・食品の状態を確認する
といった様々な工程確認を目的としているため、子どもたちへ提供できる品質や国の衛生基準を満たさない場合があります。そのため、やむを得ず廃棄しなければならない食品が発生します。
一方で、最終リハーサルについては、実際に各学校へ配送し、子どもたちへ提供される予定との説明も受けました。つまり、報道された食品廃棄は「食べられる給食をすべて捨てた」という単純な話ではなく、安全な給食提供を実現するための工程確認の中で発生したものという側面もあります。。

もちろん、食材ロスそのものは大きな課題です。議会としても、コンポスト化など環境に配慮した処理方法について検討をお願いしたところ、
長崎市も最終リハーサル以外の喫食できない調理物については、すべて再資源(堆肥)化し有効活用を図ると方針を示してくれました。
給食センターでは、新しい設備を扱うための訓練やリハーサルが繰り返し行われていました。毎日決められた時間までに大量の給食を安全に届けるためには、高い技術とチームワークが求められます。これまで各学校で働かれていた方、新たにセンターで働かれる方、慣れない環境での調理等大変かと思いますがどうぞよろしくお願いいたします。
9月の給食開始に向けて準備を進めておられる関係者の皆さまに心から敬意を表するとともに、子どもたちへ安全・安心で、おいしい給食が届けられることを望んでおります。よろしくお願いいたいます、
長崎市では学校給食センターについて、整備内容や配達学校、リハーサルなどをまとめたページを公開しています。
詳しくは、長崎市「学校給食センター」特設ページをご覧ください。

1988年長崎市生/38歳/2児の父/都市計画・まちづくりの活動と研究を10年以上行う。戸町小中・海星高校・佐賀大学・早稲田大学大学院(修士号取得)商店街振興や国会議員秘書(当時文部科学大臣・教育再生担当大臣)を経験し、長崎へU ターン、地元会社員を経て2023年5月現職
専門:まちづくり、教育、文化政策。若さと政策力で新しい長崎を目指します!無所属・新人として挑んだ「2023年長崎市議会議員選挙」にて6000票を賜りトップ当選。
趣味:アート、まちあるき、サッカー応援
新会派:「新政ミライ」(無所属・9名)に所属。
R8年 総務委員会 委員/まちなか整備にぎわい創出特別委員会 委員長
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