2026/1/3
| 小森さだゆき|参政党所属/高槻市議会議員
最近、コーヒーの値段について「少し高くなったよね」と感じることが増えてきました。一杯ごとの変化は小さくても、数年前と比べると確実に水準が切り上がっています。この背景には、日本国内の事情だけでなく、国際市場で起きている変化があります。
私たちが飲んでいるコーヒーの原料であるコーヒー豆は、世界共通の国際商品です。主に、アラビカ種はニューヨーク市場、ロブスタ種はロンドン市場で取引されています。
この国際市場において、コーヒー豆の価格はここ数年で大きく上昇しました。代表的なアラビカ種の国際価格を見ると、2020年前後と比べて、おおむね1.5倍から2倍程度の水準で推移しています。一時的に跳ね上がっただけではなく、高い価格帯に移行した状態が続いているのが特徴です。
背景には、世界最大の生産国であるブラジルをはじめとした主要産地での異常気象があります。干ばつや高温、霜害などが重なり、コーヒー豆の安定供給が難しくなっています。
日本にとって、もう一つ大きな要因が円安です。日本で消費されるコーヒー豆は、ほぼすべてが輸入品です。国際市場での価格がドル建てで上がるだけでなく、円安が進めば、円ベースの仕入れ価格はさらに上がります。
たとえば、数年前と比べて国際価格が1.5倍から2倍に上昇し、為替も円安方向に動いていることで、日本の輸入コストは複合的に押し上げられている状況です。ここ数年、日本ではコーヒー豆の国際価格上昇と円安の進行が同時に起きてきました。
国際市場での価格変動は、すぐに店頭価格に反映されるわけではありません。輸入契約や在庫の関係で、数か月から一年程度のタイムラグがあります。そのため、国際市場ではすでに価格が上がっている一方で、私たちは後からその変化を実感する形になります。今感じているコーヒーの値上がりは、国際市場で起きている変化が、時間差で生活に届いてきた結果です。
私たちが日常的に飲んでいるコーヒーの価格は、国際市場でのコーヒー豆価格の上昇と、円安の影響を強く受けています。ここ数年で国際市場ではコーヒー豆の価格が1.5倍から2倍の水準に切り上がり、そこに円安が重なりました。この構造が続く限り、2026年にかけて、私たちが感じるコーヒーの価格は、以前より高い水準で推移していく可能性が高そうです。
| 小森さだゆき|参政党所属/高槻市議会議員
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