2022/12/5

東京都の人口、特に都心部の人口は当面増えると要されています。たしかに新型コロナ禍以降は1400万人前後で足踏みしているのですが、大きな要因であった外国人の流入が再開すれば再び増加に転じるでしょう。テレワークの推進による郊外への移住の動きも大きなものではなかったようです。都心部の不動産の高騰が続くなど「都心回帰」志向は根強いままです。
グラフはおよそ5年ごとに作成される「東京都男女年齢(5歳階級)別人口の予測」による予測値を組み合わせたものです。これをみると都の人口推計は過去30年に渡って常に実績が推計を上回って推移してきたことがわかると思います。
私が話したある都市政策の専門家は人口減少の中で東京都の「独り勝ち」が目立たないように意図的に推計を過少にしているのではと言っていました。否定はできませんが、実際に都心回帰の動きが予想以上だった面もあると思います。
政策を考えるためには人口の見通しは重要です。子育てや福祉のニーズを把握するためには正しい予測をする必要があります。現状では東京都の人口は2025年でピークという予想になっていますが、毎回予測が裏切られてきた過去を振り返ると油断はできません。人口増を覚悟しながら余裕をもったインフラ、サービスの提供を進めていくことが肝心だと思います。
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