2022/11/29
小日向台町小学校は校舎の老朽化(1938年築から何度も建て増し)と最近の生徒数の増加による教室不足を受けて改築を検討しています。地域の人も入った「文京区立小日向台町小学校等改築基本構想検討委員会」(長い)というものが2021年11月から開かれています。今回、第6回目の会合で報告書の素案が出るとのことで傍聴に行ってきました。
基本構想を固める報告書の案ということで、それほど具体的なことが決まっているわけではありません。ただ、施設面でいくつか固まっていることがあります。例えば普通教室を24(現在は色々と特別教室を転用して18)にすること。併設している児童館、育成室(学童保育)、幼稚園(改築後は認定こども園に移行)と一体整備すること。シンボルである椎の木(3代目)は伐採して4代目を植えることなどです。
具体的な建物の形状については第4回会合で以下のようにイメージがいくつか提示されたものの、具体的には今後業者からの提案を見てよいものを選ぶというスタンスです。



この辺りは第一種低層住居専用地域という都市計画上もっとも建築規制の厳しい地域です。高さ制限は10m。法規制ができる前に作られた校舎は10mを超える部分がありますが、建て替え後は3階建てを維持する場合は天井高は下がるそうです。都市計画を変更すれば12mまでは規制緩和できるはずですが、教育委員会にその気はなさそうでした。
さて配棟図を見たらわかると思うのですが、「改築」という名前の検討委員会ですが、やることは「建て替え」に他なりません。少しずつ壊して建て替えるから改築となっているのかな。いずれにしても敷地内ですべてをやろうとしているので工期は約8年。その間ほとんど校庭及びプールが使えないという悲惨な状況になります。
運動のためには近隣小学校や公共施設、屋上などを使う方針だそうです。文京区側からは「バスで送迎する」なんて説明もありましたが、学校前まで大きなバスが来るのは無理な場所です。あんまり意味なさそう。
私は窪町小学校出身で娘も窪町です。小日向台町小は防災講習や町内会のイベントで入ったくらいで隅々まで把握しているわけではありません。それでもかなり老朽化しており、手狭でものがごった返していることは認識しています。建て替えは不可避でしょう。ただ現在図工室、理科室、防災倉庫などを作るための仮設の増築工事が年末までの工期で実施中です。そのせいで今年はロクに校庭が使えませんでした。ここから一呼吸おいてさらに8年間も校庭が使えないというのはどうなんでしょうか。
今回【仮校舎について】という項に「なお、今後、仮設校舎を建設できる区有地及び利用可能な公有地が確保できた場合には、敷地外に仮設校舎を建設することについて、関係各課と協議する。」との文言が入りました。幼稚園の仮設園舎についても同様です。これは地元の意見を反映したものだそうです。
小学校のすぐ近くには区が国から賃貸を予定している広い国有地があります。傾斜地ですが平地部分だけでも小学校と幼稚園を合わせた敷地の過半である4500㎡はあります。仮設校舎を建てられれば工期短縮には相当貢献しそうです。
現時点では「国の条件設定が色々と厳しいので」という言い訳の下、区の企画課は国有地の学校用地としての一次利用は考えていないとのこと。老人ホーム建設の方針を決めました。でも教育委員会はこの文言を入れることを許しました。教委としては建て替えは早く終わった方がうれしいですしね。私としては何とかうまい解決策が見いだせないか今後も考えていけたらと思います。
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>依田 翼 (ヨダ ツバサ)>小日向台町小学校の改築という名の建て替えについて