2026/1/23
産業市民委員会
三澤委員:質問① 経費について
物価高騰対策事業について、まず経費を伺います。債務負担行為も含めて、商品券そのものが約25億円、経費が約3億円という理解ですが、正確な金額を教えてください。
行政答弁(早川産業支援課長)
委員のおっしゃるとおり、市民に1人当たり1万円分の商品券を、25万3,000人分配布する想定としております。商品券の原資は約25億3,000万円です。先ほど部長が説明したとおり、総事業費は28億5,420万円であり、その差額である約3億240万円が、商品券の印刷費、封入・発送費、換金手数料などの事務経費となります。
三澤委員:質問② 公共料金減免という選択肢について
続いて、公共料金の減免という選択肢について伺います。経費のかからない方法として、公共料金の減免なども選択肢として考えられたと思います。国の意向として、減税などはそぐわないという声も耳にしていますが、なぜ今回、公共料金の減免措置に使わなかったのかをお聞きします。
行政答弁(早川産業支援課長)
今回の物価高騰対策については、水道料金の減免も含め、さまざまな事業手法を検討しました。広く市民に分配する方策として、現金給付、商品券配付、水道料金の減免などについて検討を行いました。その結果、市民が手続きを行う必要がなく、物資型で公平かつ速やかに支援を届けることができる方法として、全市民への地域商品券の送付が、より迅速で確実な方法であると判断しました。物価高騰は全市民に影響を与えていること、また、子育て支援等については別途実施してきたことも踏まえ、今回は一律での支援としました。本事業は、市が市民に直接商品券を配布するものとしては初めての取り組みです。平等に、幅広く手当てができることに加え、使用期限を定め、市内店舗でのみ利用できる商品券とすることで、貯蓄に回ることなく地域内での消費を促進し、消費拡大による生産拡大、地域経済の活性化にも寄与できると考えています。
三澤委員:質問③ 事業実施までのスピード感の評価について
最後に、事業実施までのスピード感について伺います。「動きが遅いのではないか」という声も一部いただいています。今回の事業について、市として事業実施までのスピード感をどのように評価しているのか、見解を伺います。
行政答弁(早川産業支援課長)
本議会で議決をいただいた後、速やかに商品券の印刷、封入、発送にかかる委託業務を一般競争入札により発注する予定です。入札公告を行い、2月中旬頃に入札を実施し、事業者との契約締結を行う想定です。その後、商品券の印刷に入りますが、25万3,000人分の商品券の印刷および封入作業には、相当の時間を要すると事業者からも聞いています。市民への商品券発送は、4月に入ってからになる見込みですが、全体のスケジュール感としては、総合的に判断して妥当であると考えています。
意見委員:三澤の述べた意見
議案第1号(令和7年度長岡市一般会計補正予算)に対し、意見を申し上げます。
今回の物価高騰対策は、1人1万円分の商品券を配付するという非常に分かりやすく、平等性の高い手法であり、不満が出にくい点はメリットであると評価しています。
一方で、県内を見渡すと、三条市のように子どもや低所得世帯に重点を置いた支援を行った自治体や、湯沢町のように現金での給付、魚沼市・南魚沼市のようにプレミアム付き商品券によって経済効果を大きくした自治体もあります。
特に三条市の取り組みについては、子どもについて、すでに口座がひも付いている仕組みを活用し、新たな経費をかけずに支援を行っている点、また、低所得世帯についても、現金給付ではなく、灯油など雪国の生活に不可欠なものに直接使える支援を選択している点など、社会課題を捉えた合理的な美しさのある政策だと、私は評価しています。
こうした点を踏まえると、今回の本市の対策も、平等で分かりやすいという意味では良いものですが、限られた財源をいかに必要なところに届けるかを考えることが政治の醍醐味であり、行政、そして市長のセンスが問われるのだと感じます。
今後については、三条市の事例も参考にしながら、本市の実情や少子化など社会課題に合った政策を、ぜひ検討していただきたいと考えています。
以上の点を申し上げた上で、全国的にも多くの自治体が採用している無難で標準的な手法であると判断し、本案に賛成いたします。
以上が、2月議会の報告でした。
市民の皆さんから本当にたくさんのご意見をいただき、どれも大変参考になるものばかりでした。
中でも、「公共料金の減免などに活用できていれば、事務経費を抑えられたのではないか」というご指摘は、今後ぜひ市にも検討していただきたい重要な視点だと感じています。
県内を見渡すと、自治体ごとにさまざまな方式で物価高騰対策が行われています。
以前のブログでも触れましたが、「どれが正解か」は一つではなく、だからこそ次につながる議論が大切だと思っています。
「こんな方法のほうが良かったのでは?」
「別のやり方も考えられるのでは?」
そうした率直なアイデアが、次の政策をより良いものにしていく力になります。
ぜひ、みさわひろとのリットリンクを通じて、SNSやメッセージで皆さんの声をお聞かせください。
これからも、いただいた声を一つひとつ政治に届けていきたいと思います。
長岡市議会議員
みさわひろと
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