2025/11/4
多摩市で活動する保坂ゆうまです。
9月末にインフルエンザB型にかかってから、長いこと体調が戻らず苦労しました。熱が下がっても、怠さや咳が残り、仕事も地域活動も思うようにできない日々。「健康って当たり前じゃないな」と感じたのは、久しぶりの寝込み生活でした。
そして10月下旬、回復しながらデータを見て驚いたのは、多摩地域でもインフルエンザが確実に広がっていること。今日は私の体験とあわせて、地域の最新状況と備えについてお伝えします。
東京都の南多摩保健所(多摩市・稲城市・日野市管内)が公表した令和7年第43週(10月20日〜26日)感染症週報によると、インフルエンザの定点当たり報告数は9.29人と、前週の4.71人から倍増しました。
さらに集団発生が9件報告され、学校や職場などで感染が広がりつつあります。
(出典:東京都福祉保健局 南多摩保健所週報 第43週)

都の注意報基準は「定点10人」。南多摩の数字はまさにその直前です。多摩地域は既に“流行期の入り口”に入ったといってよいでしょう。
東京都感染症情報センターがまとめた都全体の平均値(第42週)でも、定点あたり5.59人と上昇傾向。都心よりも多摩エリアの立ち上がりが早く、地域差が出ています。朝晩の冷え込みや行事の増加、マスク着用率の低下など、感染を助長する要因がそろってきました。
新型コロナウイルスも油断できません。東京都の週報では、定点あたり2〜4人台で横ばいながら、インフルと同時に流行しやすい季節に入っています。「ただの風邪かな」で終わらせず、発熱や喉の痛みが続く場合は早めの受診・検査を心がけてください。
罹患してからの7日間は、熱と倦怠感で動けず、家事も仕事もストップ。幸い、職場の仲間や家族がサポートしてくれましたが、もし一人暮らしだったらと思うと背筋が冷えます。「体調を崩した後に考える」のでは遅い――そのことを身にしみて感じました。
例えばワクチン接種。私は今年は接種前に罹患してしまいましたが、10〜11月に接種しておけば重症化リスクを下げられたはずです。厚生労働省の調査でも、予防接種を受けた人の入院率は明確に低下しています(出典:厚生労働省 感染症発生動向調査)。
また、家庭内での対応ルールも大切です。私は当初「熱があるけど出勤できるか?」と迷いました。今思えば、感染を広げるリスクを考えれば、迷った時点で休む勇気が必要でした。家庭や職場で「発熱時はこう動く」と決めておくことは、思っている以上に効果的です。
備えの中には、「物の備蓄」もあります。体温計の電池、経口補水液、解熱剤、マスク、抗原検査キット。いざ高熱が出たとき、買いに行けないことを痛感しました。自分のためだけでなく、家族や職場を守るためにも、“事前準備”が最大の予防策です。
ここから年末にかけて、感染症はさらに広がります。でも「何をすればいいのか」は、そんなに難しくありません。これだけ覚えておきましょう。
●ワクチンを早めに打つ
11月中に接種できるとベストです。家族と一緒にスケジュールを確認してみてください。
●「発熱時ルール」を家族・職場で共有
「熱が出たらすぐ休む」「医療機関に連絡」「出勤判断は医師の指示に従う」など、共通のルールを。
●生活リズムを整える
睡眠不足やストレスは免疫を下げます。忙しい時期こそ休む勇気を持つ!
●換気と手洗いを習慣に
外出から帰ったらうがい・手洗い。室内では窓を少し開けて空気を入れ替えるだけでも違います。
●「もしも」に備えて在庫を確認
マスク、解熱剤、経口補水液、検査キット。週末に一度チェックをするといいかもしれません
これらは特別なことではありません。けれど、やっている人とやっていない人では、体調を崩した時の“ダメージの差”が大きく出ます。
この秋冬、感染症とどう向き合うかは、一人ひとりの意識次第です。
多摩市を含む南多摩地域では、流行期直前。日野や稲城でも集団発生の報告があります。
(出典:東京都福祉保健局 南多摩保健所週報 第43週)
私自身、体調を崩したことで改めて感じました。「備え」とは、大げさなことではなく、自分や家族を守る“日常の積み重ね”だということです。どうか皆さんも、「今は大丈夫」と思ううちに、できることを一つずつ整えてください。
そして、無理せず、元気にこの冬を乗り切りましょう。
【参考資料】
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