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子どもたちの“SOS”に気づける社会へ ― 自殺予防週間に寄せて

2025/9/10

こんにちは。多摩市で活動している保坂ゆうまです。

9月10日はWHOと国際自殺予防学会が定めた「世界自殺予防デー」。日本では自殺対策基本法に基づき、毎年9月10日~16日を「自殺予防週間」とし、全国で啓発活動が展開されています。厚生労働省も「誰もが自殺に追い込まれることのない社会」を目指し、相談支援や情報発信を強化しています。

特に深刻なのが子どもの自殺です。夏休み明けの9月は、進級や人間関係の悩みから心が不安定になりやすく、全国的に自殺者数が増える傾向があると指摘されています。

多摩市の取り組み

多摩市は2024年度から2029年度までを対象とした第2期「いのちとこころのサポートプラン(自殺対策推進計画)」を策定。
多摩市HP:いのちとこころのサポートプラン(多摩市自殺対策推進計画)

同計画では、

  • 子ども・若者の自殺対策推進
  • 市民ゲートキーパー(自殺予防の担い手)養成
  • 相談体制の見える化

が重点に掲げられています。

さらに市は、市民向けゲートキーパー研修動画を公式YouTubeで配信し、誰もが気づきと声かけの力を身につけられる仕組みを整えています。

また、多摩市はNPO法人「あなたのいばしょ」と連携し、24時間365日のチャット相談窓口を提供。特に若年層は電話よりSNSやチャットでの相談を選びやすく、この取り組みは大きな前進といえます。
あなたのいばしょ(チャット相談)

東京都・周辺自治体の動き

東京都は9月と3月を「自殺対策強化月間」と位置づけ、「自殺防止!東京キャンペーン」を展開。保健所を中心に区市町村で相談窓口の周知やリーフレット配布を行っています。南多摩保健所でも、地域住民に向けた相談体制や情報提供を強化しています。
南多摩保健所 自殺対策情報

子どもたちを守るために

  1. 声かけできる社会をつくる
     「大丈夫?」のひとことが命を救うことがあります。
  2. 相談の見える化
     どこに相談すればよいか一目で分かる仕組みを整えることが必要です。
  3. 教育と啓発の連動
     学校でのSOS教育、保護者向け講座、地域住民のゲートキーパー養成を進め、地域全体で子どもを支える体制を築くことが欠かせません。

おわりに

自殺は「防ぐことができる社会的課題」です。私は多摩市に根ざす人間として、子どもたちの小さなSOSに気づける社会をつくりたいと考えます。どうか皆さまも、この1週間を機に、身近な誰かに声をかけていただければ幸いです。

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