2024/8/25
こんにちわ。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
本日は、市政報告会でした。良心塾、塾長の黒川洋司氏をお迎えし、愛着障害に関する勉強会を実施しました。今日はその感想です。
■再犯率と職
犯罪者率は低下している一方、再犯率は増加しています。再犯者は、”職がないこと”が1つの要因だと考えました。

■職親プロジェクト
黒川氏は当時、”お好み焼きの千房”の中井社長を通じ、再犯を防ぐため”職”を提供する「職親プロジェクト」に立ち上げ段階から参加されました。
職だけでなく住居が必要だとの考えで、「良心塾」を開いた黒川氏でしたが、失踪や再犯するものが後を絶たなかったそうです。

■犯罪者という社会問題
多くの人は、受刑者とは無縁の方がほとんどでしょう。
しかし、受刑者が更生に至るまでに300~1000万円の税金が使用され、再犯率が高いほど私達が被害にあう可能性が高くなることを考えると、全くの無関係ではいられません。就職できなければ、更生に使われた税金が回収ができずに単なる「社会的損失」となるのです。
犯罪を犯さないことが第1ですが、再犯を防ぐことも同じくらい大事だそうです。
■気づいた愛着障害
愛着障害とは、6歳くらいまでの間に親の愛情が受けられず心の成長が止まることと考えます。
黒川氏も、安全基地である”家”と、生きるための”職”を提供することを始めましたが、うまくいかないことが多くありました。良心塾で青少年たちと過ごし気づいたことは、みな幼少期になんらかの虐待を受けており、愛着形成が欠損していることでした。
加害者である少年少女も被害者であったということです。少年院などで講演した時にも、虐待されている事例が多くみられたそうです。その愛情を受けられなかった少年少女たちは、大人を信頼することができず、3割程度しか納税者になれないという(大阪府)。
■愛着形成は土台
幼少期の愛着形成は、人が成長していく上での”土台部分”だそうです。
どれだけ更生プログラムや生活支援などがあっても、すぐに崩れてしまい、再犯に至ると言います。体は10代後半であっても、子供ように無償の愛と注ぐ必要があったのです。それを知ってからは無償の愛を与える大人が周りにはいるんだということ、狭くなった視野を広げるため多くの人達と交流をさせるなどして、愛着形成に励んだそうです。
すると請け負った青少年たちの再犯は減っていきました。
■さらに必要なもの
再出発した若者たちは、順調に社会生活を営みましたが、やはり再犯する例が絶えませんでした。
愛着という土台が作られたとしても、やはり”教育”が重要だと認識したそうです。安全地帯、落ち着ける場所として住居を与え、自立するための職を提供し、愛情を注いでも、日本人としての生き方、大人として生き方を学ぶ”教育”が必要だと考え、現在、そちらに力を注いでいるそうです。
■講演を聞いて
黒川氏も、ガチの元ヤンキーということで、気持ちもわかる部分や多くの修羅場をくぐってきたそうです。逆にそのような人でないと、このような活動は務まらないのだと感じました。そんな黒川氏でさえ、愛着障害の子供達の”お試し行動”と呼ばれる、気を引いたり、確かめるような迷惑行為に手を焼き、精神的にも追い込まれた時期があったそうです。
児童保護施設における集団生活は、海外からすると虐待にあたるとのこと。一時的に保護するには必要な場所ではあるが、成長自立する場ではないと指摘。海外では里親を重要視しています。つまり血縁がなくとも、”家庭”が大切ということです。児相は、子供1人あたりの補助金が手厚く補償されていますが、里親になると支援がなくなると言う、一種の利権構造とも言えることが行政上の問題と言えそうです。
いずれにしろ、愛着障害の子供を一人でも少なくするには、例えばスマホばかりみて子供の目をみないようなこと、これだけでも愛着障害につながりかねないということを、知識として知っておくべきだと思いました。そうして、愛情を注ぐことで万が一間違いを犯しても、再出発できる精神構造を作ることが、これからの社会に必要だと感じました。
と、言いつつも子供がいない私にとって、本件は知識・情報であり机上の空論であることも理解しています。一人でも多くの親、もしくは親となる人に黒川氏の話を聞いてもらい、問題認識とこれからどうすべきかを考えるきっかけを作ってくれたらと思います。
飼っている鳥(ヨウム)と接するときも、スマホを見ながらするのはやめようと思いました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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