2026/3/26
兵庫県川西市議会議員(参政党) #長田たくや です。
OTC類似薬について、「薬剤費の4分の1」を患者の全額負担(特別負担)とする新たな仕組みが検討されており、具体的な医薬品リストも挙がっています。ただし、安価なものばかりがピックアップされているため、支払いへの影響はそこまで大きくなく、「回避」も可能と思われます。現時点では。
参照:Gem med

例えば、酸化マグネシウム錠は1錠5.9円程度と非常に安価です。
仮に「薬剤費の4分の1負担」となっても、そこまでのインパクトはありません。
6錠×90日処方、540錠をもらうとします。1錠6円の薬としたら3240円が薬代です。
3割負担だと972円
制度導入だと実質4.75割負担となるため1539円
差額:567円

確かに高くはなりますが、この程度のインパクトです。高額なものまで含めるとハレーションが大きいので、初めは小さくシステムだけを導入し、それを拡大させていく”いつもの”やり方だと思われます。
■ アレルギーの薬
候補とされた77成分には、花粉症治療薬がターゲットにされている印象があります。
花粉症はめっちゃつらいですが、命までは取られませんからね。
もちろん抗アレルギー薬なので、じんましんなどにも使用されます。
・アシタザノラスト(ゼペリン点眼®)
・エピナスチン(アレジオン®)点眼薬もあり
・ケトチフェン(ザジテン®)点眼薬もあり
・フェキソフェナジン(アレグラ®)
・ベポタスチン(タリオン®)
・ペミロラスト(アレギサール®)点眼薬もあり
・ロラタジン(クラリチン®)
【謎1】
なぜd-クロルフェニラミン(ポララミン®)がリストに入っていないのだろうか。OTC薬ではめちゃくちゃ使われているのですが、単剤で使われていないからという理由かもしれませんね。となれば、「眠くなってもいいから鼻水・痒み止めたい!」ならばポララミンが良いですね。
【謎2】
セチリジン(ジルテック®)も入っていません。
OTCのコンタックやストナリニなどに配合されていますが、これも配合剤であることが理由かもしれません。
【おすすめ】
これらの成分で負担増となるならば、私であれば以下の代替薬お勧めします。
これでOTC類似薬は回避できるかも(拡大解釈したら難しいかも)。
・オロパタジン(アレロック®)点眼薬(パタノール®)もある
・セチリジン(ジルテック®)→進化版のザイザルで十分
・レボセチリジン(ザイザル®)
・ビラスチン(ビラノア®)新しめの薬、高い
・デスロラタジン(デザレックス®)新しめの薬
この中でもデスロラタジンが面白いですよね。ロラタジンの活性代謝物そのものを医薬品にしたものです。
ご覧の通り、構造式を見たらよく分かりますね。

ほとんど同じでしょ?
クラリチン錠10mg 31.7円/錠
デザレックス錠5mg 38.7円/錠
今年の6月には、「デスロラタジン」という名前でジェネリック医薬品も出ますね。メーカーとしては、花粉症の時期に出したかったでしょうけど、1日1回だけだし非常にありがたいですね。
医薬品の名前に、「デス」ってつくのはちょっと嫌かもですが。これはロラタジンから黄色の枠部分を取り除いたことを示す化学用語(des-)を付けているのです。———デスクリムゾンとは関係ありませんよ…(せっかくだから)。
まぁ、回避はできると考えます。
■ ステロイド薬
さて、ステロイドも含まれていますね。
・ヒドロコルチゾン酪酸エステル(ロコイド®クリーム)
・フルチカゾンプロピオン酸エステル(フルナーゼ®点鼻/フルタイド®吸入)
・プレドニゾロン吉草酸エステル(リドメックス®塗り薬)
・ベタメタゾン吉草酸エステル(リンデロンV®塗り薬)
・モメタゾンフランカルボン酸エステル(ナゾネックス®点鼻)
【花粉症の薬】
フルナーゼとナゾネックスの2種類が花粉症にて使用されます。
ナナゾネックスは新しく、点鼻回数が少なくて済むため利便性が高く、広く使われています。
フルナーゼ点鼻薬ファンはつらいかもですが、代替薬があります。
・フルチカゾンフランカルボン酸エステル(アラミスト®点鼻/アニュイティ®吸入)

「○○酸エステル」と詳細に記載しているのは理由があります。
ステロイドは、側鎖(官能基)の違いによって作用や用法・用量が大きく変わるためです。
【塗り薬】
リンデロンVは、汎用されるステロイドです。虫刺されなどにも使えます。
さらによく処方されるのがリンデロンVG®です。これはOTC薬にはありませんので問題なく使用できるしょう。
リンデロンVの「V」は吉草酸(Valerate)の頭文字です。
Victory!!ではありません。
リンデロンVGの「G」はゲンタマイシン(抗生剤)の頭文字です。
Great!!でもありません。
このようにステロイド+抗生剤という合剤はよくあります。
なお、リンデロンVGはOTCにはありませんが、フラジオマイシン配合製剤(ベトネベート®など)は存在するため、リストに含まれています。
このように、成分ベースで判断されるのであれば、回避方法はいくらでもあります^^
まさに薬剤師の出番かもしれませんね。
ただ、現時点では正直読めません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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