2026/3/13
兵庫県川西市議会議員(参政党) #長田たくや です。
介護福祉士の試験不合格でも勤務ができる。いわゆる「みなし合格」。そんな制度が本当にあるのか、と調べてみたら理解するのに時間がかかりました。

調べてみましたら、2017年から5年間の「緩和措置」でした。そして5年追加、さらに5年の延長が決まり、2031年までこの制度を引っ張ります。なぜか?
これは 実質的な移民政策である と結論に至りました。
頑張って介護福祉士の資格を取った人が可哀想です。ほんと。
■ みなし合格の理由
国家資格である介護福祉士。不合格でも「みなし合格」という制度があります。なぜ?
日本では、4つのルートで介護福祉士の国家試験を受験することができます。
① 「養成施設ルート」
② 「実務経験ルート」
③ 「福祉系高校ルート」
④ 「EPAルート(後述)」
このうち①のルートは、もともと国家試験を受験せずとも介護福祉士資格を取得できました。
2017年に法改正があり、第30回の試験からは合格が必須となったのです(介護の質向上のため)。

そうなれば養成学校の価値がなくなる!学校がなくなっちゃう!ってことで、「激変緩和措置」がとられました。それが、5年間は試験に不合格でも資格登録を認めてあげるって話です。ただし、介護士として働き続けるのが条件になります。

始めは2017年~2022年までの期間限定でした。しかし、2020年に人材不足の観点から(措置の目的がおかしくなっている)からさらに5年の延長がされ、2027年まで特例措置が延長されます。このあたりからおかしくなっていき、資格の意味がどんどん削られます。
在留資格「介護」…2017年に始まりましたが、2020年に拡大したのです…。
■ 外国人介護人材の受入れ
外国人が日本で介護職として働くルートは前述したEPAを含めて4つあります。
①EPA(経済連携協定)
②在留資格「介護」
③技能実習
④特定技能
ややこしすぎるぅ!

■ 外国人介護人材の出発点
2008年、最初の受け入れ(EPA)が始まります(リンク)。
EPA提携国
2008年:インドネシア
2009年:フィリピン
2014年:ベトナム
これは日本と各国の 経済連携協定(EPA:Economic Partnership Agreement)に基づき、「介護福祉士候補者」として日本で働きながら国家資格取得を目指す制度です。
歴史もそれなりにあって、ノウハウもしっかりしているのだろうと思いきや…。この合格率の低さに驚きです。

■ 在留資格「介護」の始まり
2019年、外国人の在留資格「介護」が始まります。
・留学生→養成学校コース:2年以上
・大人→実務経験コース(技能実習):3年以上
・さらに技能実習制度が加わり、特定技能1号が加わりました。
これが終われば受験資格が得られます。
そして、落ちるとしても…先ほどの「みなし合格」となって介護福祉士として登録されるのです。
■ 資格がないと働けない?
実は介護の仕事自体は資格がなくてもできます。しかし、施設要件には、介護福祉士がいる割合などがあり、まずこちらに見なし合格者でも反映されます。

施設基準にも意味がなくなりますよね。なんですか?見なし合格による認定って…。
■ さらに5年の延長
試験に合格しない外国人が増えまくりました…。なんと「特例措置」の適用者が2017年度以降、外国人を中心に8,000人を超えたそうです。
参照:介護福祉士の国家資格「不合格でもOK」特例適用8000人超…継続に賛否
そして厚労省は、「外国人に働きやすい環境とするため」、この特例制度をさらに5年間延長し、2031年まで延長したのです。
これもう、根本からおかしくないですか?
参照:介護福祉士、資格特例を再延長 試験不合格でも勤務可に 外国人留学生ら働きやすく
もう、養成学校も外国人が半数となってしまいました。これは喫緊の課題じゃないか?養成学校の人気がなくなっているそうで、外国人によって延命されている状態ですね。
参照:介護福祉士養成校の入学者、外国人が初めて半数超に 過去最多4532人
厚労省でも、「介護分野における特定技能外国人の受入れについて」の議事録や資料を見てましたら、介護士さんの待遇を上げて、日本人にしっかり働いてもらおうという意思も微塵も感じません><
参照:介護分野における特定技能外国人の受入れについて
これらは、外国人のためではなく、日本人も対象だという意見がありますが、延長することについては、厚労省の資料でも、「外国人留学生の入学などに影響が生じ、人材不足が蓄積するおそれがあり、経過措置を延長すべき」と、こんな意見があるわけです。そして実際に延長したということはそれらの意図をくみ取ったということです。
引用:介護福祉士養成施設卒業者に対する国家試験義務付けの経過措置についてそして何より恐ろしいのが、特定技能などから介護福祉士の資格が取れた場合、在留資格「介護」となって、家族を帯同することができます。
まさに実質的な移民政策じゃないですか?
今後、試験内容が難しすぎるからだ!もっと簡単にしよう!
そんな未来が垣間見えませんか?
そうしたら、介護職を通じた移民が教えよせるわけです。
介護士の給料は据え置き、日本人が働けない仕事になってしまいます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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