2026/1/20
兵庫県 川西市議会議員(薬剤師) #長田たくや です。
プラスチックのリサイクルこそが環境に良い…それはもう幻想かもしれません。

研究によると、リサイクルをすれば海を汚すというのです。
参照:プラスチックをリサイクルする過程で、大量のマイクロプラスチックが放出されている:研究結果

■ リサイクルの最初の工程
プラスチックごみのリサイクルは、洗浄し、細かく裁断する工程から始まります。

新たなプラスチック素材へと再生するためには、水による洗浄が不可欠です。その際、排水に混じってマイクロプラスチック(直径5mm未満の粒子)が流れ出ていることが報告されました。
フィルターを通した後であっても、洗浄の各工程から排出された量を合算すると、排水1立方メートル(1,000リットル)あたり最大750億個もの粒子が含まれていた、との報告です。
研究論文の原文はこちら↓
The potential for a plastic recycling facility to release microplastic pollution and possible filtration remediation effectiveness
■ フィルターの限界
フィルター自体は機能しており、40μm以上の粒子については高い除去率が確認されています。しかし、確認されたマイクロプラスチックの約85%が 5μm未満 という、極めて微細なプラスチック粒子だったため、フィルターで捕捉されなかったのです。

なお、この調査対象は年間22,680トンの混合プラスチック廃棄物を処理する、英国の最先端施設 です。それよりも古い設備ではどうなるのか。想像もつかない、という指摘もあります。
■ 日本ではどうか
日本にも多数のプラスチックリサイクル施設がありますが、排水中のマイクロプラスチックについては法定基準がなく、測定されていないと考えられます。そう、検出していないだけで存在している可能性は十分にあります。
もう燃やして、燃料にするか電気をつくる方が環境に良くないか?

フィルターすら通り抜けるマイクロプラスチックが海に放出され続けているとすれば、後から回収するために、どれほどのコストと時間を要するのでしょうか。なお、マイクロプラスチック(5mm )よりも小さいものを ナノプラスチック と定義され、国立環境研究所でも以下の記述があります。
ナノプラスチックはマイクロプラスチックに比べて生物の体内に取り込まれやすく、このためマイクロプラスチックよりも毒性が強いと考えられています。
こりゃ分かっていて放置…そんな気もしてきますね。なぜでしょうか?
■ 崩壊する
もし、リサイクル工場から排水された川や海からマイクロプラスチックが検出されてしまったら…
✓ 家庭系プラ分別の正当性が揺らぐ
✓ 自治体の回収スキームが崩れる
✓ 委託業者のビジネスモデルが崩壊
そう、結局お金でしょう。制度自体が根本から揺らぎかねませんが、それを守るために海を汚してしまっても良いのかな。
目に見えるプラスチックごみが海に浮いている方が、まだ対策は可能です。目に見えないマイクロプラスチックと化してしまえば、その方が取り返しがつかなくなるのではないでしょうか。
私が視察したプラスチックのリサイクルセンターでは、材料(マテリアル)として再生できるのは約50%でした。残りは、セメント工場などで燃料として使われます。つまりは最終的に燃やされているのです。
二酸化炭素が気になる人達は、排出されたCO₂を処理する技術にこそ、投資すればよろしいのでは?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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