2025/1/19
こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
今日は労働力について考えてみました。人手不足とよく言われますが、実際はどうなのかなと疑問に思ったからです。
■ 労働人口問題
労働人口は、男性を見ると減少傾向、一方、女性はかなり増加しておりトータルで増加傾向にあります。女性は働きやすい社会になってきたとも言えますし、そうせざるを得ない人が増えてきたとも捉えることもできます。共働きが増えることで保育や留守家庭クラブなどの需要が増加し、公的負担は増加の一途をたどります。
共働き世帯の収入が大幅にアップしていれば市税収入も得られますが、物価上昇に対して賃金アップがなされていない現状で、果たして増え続ける福祉分野に加えて、子育て分野に税を向けることができるのか・・・。

■ 派遣労働者
次に派遣労働者の推移です。
労働者派遣は、1985年法(1986年施行)によって、専門的力量が必要とされる13業種につき法認されました。
その後、1996年には26業種に拡大され、1999年には原則自由化。
2004年には、単純労働であるので例外的に禁止されていた製造業についても解禁。
2008年のリーマンショックにより、数は急減。
政権交代も間に挟んで、2012年に日雇派遣禁止の法律が成立(派遣労働者の生活安定と雇用安定のため)。
2015年に派遣法改正3年ルールが誕生(原則3年間同じところで働けないルール)。

法改正でがくっと下がったというよりは、集計方法が変わっています。
(2015年の法改正前)
労働者数は一般労働者派遣事業の常用雇用労働者・登録者数と特定労働者派遣事業の常用労働者数の合計。
(改正後)
全ての労働者派遣事業が許可制に一本化されたため、無期雇用派遣労働者数と有期雇用派遣労働者数の合計で集計されている。
「労働力調査(自己申告)」と「事業報告(法令)」のため、数値に差異が生じています。
2015年以降、正規雇用は増加傾向にはありますが、以前の派遣数を満たすまではいきません。

では、その穴埋めは?
①パート・アルバイトで補填
派遣の3年ルールが施行される2018年より、男女ともに急激に増加していますね。これは高齢者の増加に伴う可能性がありますが、派遣法改正と無関係とは言えないように思えます。

②外国人労働者で補填
2015年以降、急激に増加しているのは、日本人の日雇い労働ができず、派遣労働者を便利に使えなくなった。
じゃあ・・・って感じにしか私には見えない外国人労働者です。

2015年以降、統計的には日本人労働力人口は増加しています。なぜなのか。
■ なぜ外国人を入れるのか
特に地方では人手不足が顕著であるため、その解決方法にやたらと”外国人”を用いようとしています。その導入には問題があるとされ、多くの論調が以下のようなものです。
・賃金が低い(日本人より平均4.6万円低いなど)
・言語の壁
・差別(外国人労働者の3割が差別を受けたとか)
・地域との軋轢
・文化の違い(年功序列や暗黙の了解などの日本文化)
(上記参照:アセアンブリッジコンサルティング株式会社ウェブサイト)
どこもだいたい同じような論調ですが、それらの対応に”日本人の教育”とあります(は?まず外国人やろがい!って反射的に思ってしまう・・・)。日本人が他国の文化を学び、尊重するとかいうよくあるやつです。その一方、外国人に対してなぜ神道や仏教などの宗教観や、天皇(権威)と政府(権力)の分離機構があるかなど、”日本の根幹を教育せよ”という論調がないのでしょうか。
まぁ、これらはそもそも日本人が教育を受けていないところでもありますが。
■ 人気のない就業先
就職先の人気・不人気を調査した結果があります。労働力人口は増加しても、職業分野別に偏在していることも事実だと思います。
男女差もありますが、共通しているのがやはり介護職。あとは建築関係でしょうか。いずれもイメージが悪い題材としてドラマや漫画などでも描かれますものね。施工管理をしている友人の話を聞くと、”うわ・・・”って人の話をよく聞きます。
だいたいドラマでは、そういった”うわ・・”って人が出てきてますしね。それが選べる立場である人達からしたら、そりゃ避けたいと思うわけです。

また、多くが大学に進学しており、得た知識やスキルを用いた仕事がしたいというのも気持ちやプライドもわかりますし、とはいうものの、研究開発などはかなり狭い門だったりしますよね。
そして肉体労働系が軽視され、低賃金の外国人がやればよいとなる。この発想と現実がマッチしていきているのが、今の現状なのかもしれません。途中までは上手くいくかもしれませんが、ヨーロッパをみれば、もうめちゃくちゃなのがわかります。
ワーキングプアの問題、就職格差の問題、人手が偏在している問題・・・もう問題が山積していますね。
で、今、夫婦別姓とかやってる場合っすか?
このようなデータを見ていきますと、夫婦別姓とか騒いでいる場合じゃないでしょ・・・と普通に思いますね。なぜこの”普通”が政治には反映されないのか。それは”普通じゃない人”が政治に参加している割合が多いからなのです。
つまり、利権や組織に関係のない、”普通の人”が政治に参加しなくてはいけませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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