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【常盤平第一小学校の請願について】全国ニュースでも取り上げられた常盤平第一小学校の請願について。

2026/7/13

【常盤平第一小学校の請願について】

全国ニュースでも取り上げられた常盤平第一小学校の請願について。6月定例会において、私はその請願に反対。反対多数で不採択となりました。

今回、反対討論を公開するのは、メディアや一部の声によって
「請願に反対した議員は、子どもの権利を守る気がない」
「保護者や子どもたちの声を軽視し、少数の子どもを切り捨てようとしている」
「教育委員会の進め方を支持し、常一小の教育環境を守ろうとしていない」
という誤った認識が広まってほしくない、という思いからです。

請願は、市民の切実な思いや願いを議会に届けるための大切な制度である一方で、議会が請願を採択するということは、市議会として行政にその実現を求めることでもあります。

だからこそ、請願事項には、行政に対して何を求めるのか、行政が何を行えば履行されたと判断できるのかが、具体的かつ明確に示されている必要があります。

子どもの権利や保護者や子どもたちの声を尊重し、教育委員会の進め方を検証する立場であっても、今回の請願の内容そのものに賛成することとは、必ずしも同じではありません。

今回の請願は、保護者のみなさまが抱えている不安や、教育委員会と話し合う機会を求める切実な思いが、十分に伝わってくる内容でした。

しかし請願として議会に提出する以上、
紹介議員には、請願者の思いを受け止めるだけでなく、その内容が行政に対して何を求めるものなのか、採択された場合に実際に履行できるものなのか、議会で十分な議論ができる段階まで、請願者と話し合い、整理する必要があると考えます。

私自身も、紹介議員の一人となることは可能でしたが、請願として議会に提出する前に、教育委員会と請願者との間で、さらに認識をすり合わせ、話し合いをする必要があると感じ、そちらを提案をしました。
そのうえで、折り合いがつかず、議会としての判断を求めなければ実現できない状況であったならば、請願として提出することも考える。一般質問で直接議会で聞くこともできる、と話しました。

保護者のみなさまの不安や切実な思いを、曖昧な請願事項のまま議会に上げてしまえば、本来は対話を重ねながら理解を深めるべき問題が、単純な「賛成か反対か」という構図に置き換えられてしまいます。

さらには、「子どもの権利を守る側」と「子どもの権利を守らない側」という、本来あるべきではない対立を生み、教育委員会と保護者との間での必要な対話を遠ざけてしまう可能性もあります。

この反対討論をご覧になる皆様には、反対したという結果だけではなく、ぜひ請願の内容そのものを、読んでいただきたいと思います。

それぞれの立場から考え、ご自身で判断していただくための一つの材料となり、子どもたちにとって本当に必要な教育環境とは何かを考えるきっかけになれば幸いです。

討論当日には、請願者のみなさんも傍聴に来られ、
正面に座られていました。

***********************

6月定例会にて、市議会に提出された請願の内容は以下の通りです。

【 常盤平第一小学校の子どもの権利を守るための請願 】

請願者
常一小の子どもの権利を守る会

紹介議員
ミール計恵、山口正子、宇津野史行、DELI、原裕二、増田薫

◆請願の要旨

(請願趣旨)

令和7年10月2日、常盤平第一小学校(以下「常一小」)において1度目の保護者説明会が開催され、児童数減少に伴う複式学級化について説明がありました。

その際、今後の学校の方針については「廃校を含め未決定」であり、令和9年度に向け検討していく旨の説明ではありましたが、保護者の間では、常一小の廃校を前提として議論が進められているのではないかとの強い不安が広がりました。

こうした状況を受け、常一小の在校生保護者及び卒業生保護者等で「常一小の子どもの権利を守る会」を結成し、令和7年11月27日、松戸市長、教育長、松戸市議会議長に要望書を提出しました。これに対し、松戸市教育委員会は令和8年1月19日付回答において、「現時点では具体的な方針は決まっていない」「令和8年度から検討を開始する予定である」「地域住民、児童生徒や保護者等の意見を伺いながら進めていきたい」と回答しています。

しかし、令和8年4月22日に急遽行われた定例記者会見及び保護者説明会では、令和9年度から新入生の募集を停止するための通学区域変更を学区審議会へ諮問する方針が示されました。

なぜ1月の回答から3ヶ月という短期間で大きな方針転換が行われたのか、そして、在校生の今後の教育環境がどうなっていくのか、この保護者説明会で理解し納得することはできませんでした。そもそも、方針決定までのプロセスに在校生や保護者が不在のまま学区審議会に諮ることが適切なのでしょうか。一連の市の対応に不信感が募っています。

これまで常一小は、小規模校であるからこそ一人ひとりに目が行き届きやすく、安心して学校生活を送ることのできる教育環境が評価されてきました。実際に、大規模校では適応が難しい児童にとって重要な居場所となっており、現に今年度も常一小の教育環境を求める他校の児童を受け入れたこともあり、記者会見で発表された今年度在籍児童数30名は、現在33名に増加しています。

私たちは、常盤平地域の再生に賛成の立場であり、むやみに常一小の存続を求めているのではありません。

松戸市の子どもたちにとって、どのような教育環境が必要なのか、行政、保護者、及び地域住民、そして児童が対話し理解を深めながら、常一小の今後の方向性を慎重に検討していただきたいと考え、以下のとおり請願いたします。

請願事項
1,常一小の在校生保護者・在校生に納得のいく説明を行い、同意を求めること。
2,松戸市教育委員会のこれまでの小規模校に対する考え方を踏まえた上で、常一小を含む市内における小規模校のあり方を示すこと。
3,上記1、2が履行されるまで学区審議会への諮問をしないこと。

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