2025/10/20
さて,本筋に話を戻します.
高齢者も働く社会を作るには,老人側の意識の問題と,社会の意識の問題が大きな障壁になっているという話をしてきて,老人は学び続ける意識を持つべきということを説明しました.仕事の流儀として信じているドグマは時代の流れで不易ではなくただの流行だったことも多く,そのパラダイムシフトは絶対に必要だというお話をして来ました.
では,もう一方の社会の意識の問題です.
随分前,僕が40代になったばかりの時の話です.
僕は教育学の研究をして先生業から足を洗って辞めるために,教員免許を取りまくってました.高校中学3教科6種類、小学校,幼稚園.
その中で知り合った女の子に,同い年くらいの男性が30代入口の女性と結婚した話を,幼稚園教員免許取得講習のスクーリングでしました.
するとその仲良くなった19歳の女の子が「え〜?もう40になったら恋愛とか結婚とかいらなくないんですか?」とか言っていました.
あらかじめお断りしておきますが,この女の子に悪気は一切なく,それゆえ大人として彼女には「子供だなあ」という認識以外のいかなる感情もありません.しかし多分社会一般では,彼女と同じように個々の事例を考えるのが面倒だから「○才になったら△でしょ」という意識が強く,しかもそれが親やオールドメディア情報の「まるパク」だったりすることが多く,そういった情報が古いため実態とあっていない事例が多いです.
でもこの発想をするかしないかを,僕は人物の能力判定によく使っています.要はこの発想をする子は「若年情弱」だと見做し,僕の中でそっと「情弱フォルダ」に入れるんですよ.…やな大人ですね〜
ちなみに,僕自身が若い世代の中に「情報弱者」を見つけ出すこれ以外のリトマス試験紙に,「韓流アイドル推し」や「韓国推し」があります.
昔,水曜どうでしょうという北海道ローカル番組の出演者の一人にSさんという方がいらっしゃいました.
もうひと方は大泉洋さんという方で今では有名人ですよね.
このSさん,当時流行っていた韓流ドラマに感銘を受け,韓国に映画撮影を学びに1年間仕事を休んで出掛けていきました.
韓流ドラマは,日本や米国で放送権料の高いドラマを放映するより,また制作費のかかる昼ドラを放映するより,放送権料の安い韓国ドラマを流した方が安いという発想で始まりました.冬のソナタとか有名になりましたよね.そんなに話題になることはないと思っていたところが,韓国のドラマは日本の80年代恋愛ドラマを真似て作ったもの.これが僕より少し年下の現在50歳くらいの女性に刺さりました.これで「安くて視聴率が取れる」韓流ドラマが日本に入ってくるようになった歴史があります.
つまり,韓流自体が古い日本のコピーです.
Sさんは札幌でいろんな方に忠告されたようですがそのまま出発.
ご本人の弁では「こちらに来てもうなんか何でも良いじゃないか運動」という発想になってしまった様で現在では大泉洋さんの芸能事務所のマネージメントだけを行なっているようです.かつては映画を幾つか撮影していた様ですがどうなんでしょう?
韓国は日本,特に西日本からなら北海道に行くより時間も短く交通費も安いため,台湾に行くよりも敷居が低く,若い子の旅行先になりがちです.僕自身もNZから帰国後、パスポートを持っていたため、高2の冬,受験勉強に入る前の昭和61年(1986)に訪問しました.幼馴染が在日韓国人で,釜山に帰国したから札幌の領事館でビザを取って行って来ました.彼とはそのあと,大学1年の夏に韓国内を旅しましたが,2回の訪韓を通じて思ったのは「空気が渇き過ぎ」「アップダウンが多く歩きにくい街」「安いけど旅しにくい」「行く場所が余り無い」と言う印象でした.
ドミソはハモるけど,ドレミで不協和音と言う気持ち悪さ.この不協和音のイメージを持ちました.
この感覚は,韓国のあと台湾に行って確信になりました.
多分韓国推しの人は,他の外国を知らず,知らないからマスコミなどの「空気を読んで」韓国を推すんだろうなあと思っています.チーズハットクって,cheese hot dogですよ.何のオリジナリティも無いですよ?
だから申し訳無いけどSさんも情弱だったんでしょうね.
まあでも,現状にもがき苦しむ中で,その方向性がどうかは別にして,色々やろうとする方は僕は非常に好印象です.少なくとも子供達の教育上は非常に良いと思います.
何もチャレンジできず,ただ他者批判だけは立派な大人は,彼らの生存戦略としては良いのでしょうが,子供達の教育には元々向いていない人たちです.そのうち枯れて,忘れ去られる事になるでしょう.
Sさん,映画…今でも撮っているのかなあ?(続く)
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マツウラ カツユキ/57歳/男
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