2023/8/8
「江戸川区水害ハザードマップ」と広報えどがわ「特集 実は水害に強い江戸川区!」(金井たかしの「江戸川区情報」)(筆者金井たかし(高志)のプロフィールを見る) 江戸川区議会議員・弁護士
2023年8月1日の広報えどがわでは「「特集 実は水害に強い江戸川区!」「さらに安全・安心なまちをつくります!」という記事が掲載されています。そこで、今回はこの記事について紹介します。

江戸川区には、「江戸川区水害ハザードマップ」があります。このマップは、大規模な水害が起こった場合に、命を守るためにどうするかを知ってもらうためのものです。
しかし、この水害ハザードマップについては「ここにいてはダメ」という表現が使用されたことから、「『ここにいてはダメ』江戸川区の水害ハザードマップが直球すぎて話題…担当者に聞いた」(2019年6月6日)プライムオンライン編集部という記事があり、ここでは「ここにいてはダメです」という、お役所らしからぬ“過激な言葉”で、賛否両論があることが紹介されています。
最近の2023年8月4日のプレジデントオンラインの「洪水時は区のほぼ全域が水没…『区内にいてはダメ!』と啓発した江戸川区の斉藤区長が一番恐れていること」では、この「ここにいてはダメです」というフレーズが記載された経緯が紹介されています。
確かに、このくらい過激な表現を使わないとハザードマップとして水害の危険を江戸川区民に認識してもらえない、ということもわかる一方で、上の斉藤区長の記事でも記載されているように江東五区は江戸川区以外の区でも同様の水害リスクがあるにも拘わらず、江戸川区の水害リスクだけがクローズアップされすぎていることとなったと思います。
現在、江戸川区は、水害に強い地域として日々努力しています。区民の皆さんが安心して暮らせるよう、水害対策に力を入れています。
江戸川区は、かつて大規模な水害に見舞われたこともありましたが、長年にわたり治水事業を進めてきたことから、現在、70年以上、区内では、川の氾濫や堤防の決壊などにより浸水することになる外水氾濫は起きていないのです。
しかし、現在、江戸川区は、必要以上に水害リスクの大きな地域として知られるようになってしまっています。
江戸川区の皆さんが安心して暮らせるように、江戸川区は東京都や国と協力することにより水害対策に取り組んでいます。このような努力に対する評価を打ち消してしまうような過度のマイナス表現まではハザードマップにはいらないと考えられます。そこで、江戸川区には、次回の「江戸川区水害ハザードマップ」の改訂の際に「ここにいてはダメです」の表現は再考をしてもらえればと思っています。
私は江戸川区議会議員として、江戸川区の水害対策へできるだけの努力をしていくつもりでおります。江戸川区役所などの行政の水害対策に対する尽力が正当に評価され、江戸川区に対する水害リスクの高いまちという過度のマイナス評価を消すことができるよう、江戸川区民の皆さまと一緒に努力をしていきたいと思っています。(筆者金井たかし(高志)のプロフィールを見る)
金井たかし(高志) 江戸川区議会議員・弁護士
(元 武蔵野大学法学部・大学院教授 元LINE(株)監査役)
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