2022/5/16
江戸川区「小岩」の地名の由来(金井たかしの「江戸川区情報」)
以前、江戸川区の瑞江地区に住んでいたことから、地下鉄都営新宿線が開通するまでは瑞江からJR小岩駅まで京成バスを使っていました。特に、高校生・大学生時代には毎日瑞江から小岩駅までバスで往復する生活を送っていました。そこで、以前、「瑞江」の地名の由来を調べていますが、今回は江戸川区「小岩」の地名の由来を調べてみることにします。
小岩の地名については、公式な文献『江戸川地名の変遷とその集解』「一、奈良時代から平安時代頃までの地名について」(江戸川区立図書館/デジタルアーカイブ)で以下のように記載されています
「養老五年(721年)下総国葛餝郡大嶋郷の戸籍には甲和里、仲村里、島俣里の地名がのっている。大嶋郷の地域は現在の葛飾区と江戸川区のあたりに推定され、島俣里は葛飾区の現柴又の地で、甲和里は現在の小岩をもって当てているのが定説となっている。」
「甲和の命名は和銅六年(七一三年)の勅命により、諸国の郡郷の名を改め、好字二字をもってあてた地名であり、一般には甲和が後に転化してコイワになり、小岩に当てられるようになったといわれている。」
また、江戸川区公式サイト『小岩地区の紹介』「『小岩』という地名の由来」では、上の内容が簡略化された内容で記載されています。
「『小岩』という地名の由来は、西暦721年の古文書に記載された『甲和』という地名が現在の『小岩』の由来になっていると考えられています。」
これらのことからわかるように、「小岩」の地名は、約1300年前に既にあったものということになります。小岩地区は長い歴史があるものです。そして、現在、「JR小岩駅周辺地区まちづくり基本計画2019(令和元年10月策定)」で細かく説明がされているように、小岩地区は駅前の再開発が行われて再度発展しつつある地区になっています。(筆者金井たかしのプロフィール)
「金井たかし 江戸川区の政策研究(金井たかし公式HP)」 (東京都江戸川区)
弁護士 金井高志(金井たかし)
(江戸川区在住 弁護士 武蔵野大学[江東区]法学部・大学院教授)
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