2025/8/18
金井たかし(高志)の「江戸川区情報」江戸川区議会議員・弁護士・行政書士
ルンビニー学園幼稚園卒・江戸川区立下鎌田小学校・瑞江第三中学校卒・都立両国高校卒(金井たかし(高志)のその後の経歴プロフィールを見る)[「たかし」は「高い志(こころざし)」と書く「高志」です。]
2025年7月20日に参議院選挙の投開票日が終わりました。選挙の結果がでましたが、選挙前にSNSで「外国人」に触れる投稿が増えていました。この外国人について参議院議員選挙の候補者の発言やSNSで広がる投稿の中には、誤った情報や誤解に基づいた情報もありました。
江戸川区は東京都の中で一番外国人人口が多く約5万人が住んでいます。
このような状況にある江戸川区の区議会議員として、外国人問題には強い関心をもっています。そのような立場から、外国人について誤った情報が拡散されることについて強い懸念を抱いています。

参議院議員選挙において、外国人問題については、特に「治安悪化」と「賃金低下」への影響が問題視されていました。
こうした情報の広がりが、排外主義をあおるとして懸念の声が広がっていることから、マスメディアとしてNHKは、「治安」と「賃金」をめぐる情報について検証していました。
これらの「治安悪化」と「賃金低下」の情報には誤りや根拠のないものが多く含まれていると、NHKの検証記事が報じています。そこで、「NHKWEB「外国人増加で治安が、賃金が…」広がる情報を検証 誤りも2025年7月16日」の記事に基づき、説明をしておきたいと思います。

まず、「外国人増加で治安悪化」ということは根拠がありません。
「外国人が増えると治安が悪くなる」という主張に対し、国立社会保障・人口問題研究所の是川夕国際関係部長は、過去30年で外国人人口が3倍近くになったにもかかわらず、外国人による刑法犯検挙人数は減少傾向にあると指摘しています。また、人口あたりの犯罪率も、年齢構成を考慮すれば日本人より高いとは言えないとしています。
他に、「不法残留が増え続けている」、「不起訴率が高い」、「凶悪犯が多い」といった主張も、法務省や犯罪白書のデータから誤りであることが示されています。
次に「外国人による賃金低下」も明確な根拠がないものです。
「外国人労働者を安い賃金で雇うため日本人の賃金が上がらない」という主張についても、ニッセイ基礎研究所の鈴木智也准主任研究員は、明確な証拠はないと述べています。
外国人労働者の賃金は日本人より低いものの、年齢構成や勤続年数、学歴、産業、地域といった要素を調整すると、日本人の賃金への影響はほとんど見られないとのことです。外国人労働者は労働力不足の解消に貢献しており、特に人手不足が深刻な業種では不可欠な存在となっています。

今回の参議院議員選挙で、欧米諸国と同様に外国人に関する誤情報や誇張された主張が広まった状況は極めて問題であると思います。「外国人が優遇されている」「物価高や賃金不振は外国人のせい」といった主張はデマであることを多くの皆さんに認識してもらいたいと思います。
外国人に関する情報に限らず、SNSの情報は単純で拡散されやすい特性があるため、有権者の皆さんがメディアリテラシーを身に付け、情報源を確認し、多角的に物事を捉えることができるようになればと思います。(筆者金井たかし(高志)のプロフィールを見る)
金井たかし(高志) 江戸川区議会議員・弁護士・行政書士・武蔵野大学法学研究所客員研究員(元 武蔵野大学法学部・大学院教授 元LINE(株)監査役 [高い志(こころざし)で、また、豊富な弁護士経験で、江戸川区政に貢献)]
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