2025/1/5
令和6年12月定例会の12月4日(水)・5日(木)・6日(金)の一般質問が公開されました。
自分は「沿道利便施設(道の駅的施設)」をテーマに、事業の振り返り、本年度の取り組み、施設の建設予定地、事業の展望について質問しました。
事業者の参加を公示で広く募集し、技術提案書や企画提案書の審査を通じて契約締結交渉者を選ぶ方式。通常の入札と大きく異なり、選定基準には価格だけではなく、企画内容や提案内容、提案者への信頼性なども含んでいます。
ビジネスにおいては活動の中心や主要部分を指します。元々は車輪やプロペラの中心部を意味していました。そこから転じて物事の中心、中核、ネットワークの結節点として用いられるようになりました。「ハブ的存在」や「ハブとして機能」等と表現される場面を見受けします。
勝又正美市長&企画戦略部長よりご丁寧な答弁をいただけました。要約してご紹介します。
Q.御殿場市が事業主体となった経緯について
A.平成23年より整備構想が挙がり、御殿場の経済振興の代表的な担い手である「御殿場市商工会」が主体となり、従前の「道の駅」整備手法にこだわらず、民間資本の活用による整備を、共に検討してまいりました。
沿道利便施設は、地域経済活性化のためだけではなく、地域の特産品や観光資源を活用した地域振興や観光振興に寄与する施設でございます。また、市民からの期待も大変大きく、周辺地域を含め、広域的な発展に資することから、市長が就任して以来、市が事業主体となって整備計画を推進しているところでございます。
Q.沿道利便施設の目的について
A.本市の特色である富士山の麓という最高のロケーションと富士山の恵みを最大限に生かし、施政方針に掲げた重要施策のひとつである「御殿場型経済・観光活性化」に繋がるよう、魅力ある施設整備を目指します。
年間約1,500万人訪れる観光客を、通過型観光から滞留型観光への促進を図っていくことは、本市の魅力をより向上させ、将来的な関係人口の創出や地域経済の活性化に繋がります。また、沿道利便施設は、地域資源の発信の場や地域住民の交流の場はもとより、本市は、伊豆・箱根や富士五湖の玄関口であり、将来的な本市の観光・商業振興にとって重要な施設でございます。
さらに、本施設は、大雪等により高速道路が通行止めになった際の一時的な車両待避所としての役割や、大規模地震などにより帰宅が困難となった観光客の一時避難施設など、防災拠点施設としても重要な施設でございます。
Q.本事業は道の駅ではなく、道の駅的施設を整備する事業です。なぜ道の駅的施設なのか疑問に感じている市民の声もございます。それぞれの特徴についてお伺いします。
A.「道の駅」は、運営においてもトイレや駐車場など施設内を24時間開放するなど、施設整備上も含め、様々な制約がございます。一方、「道の駅的施設」、いわゆる沿道利便施設は、施設整備や運営上、自由度が非常に高く、様々な優位性を発揮することができ、まさしく、御殿場の魅力を最大限に発揮して、御殿場らしい施設整備を実現することができます。
本市が目指す施設整備は、国が登録、認証する、道路利用者のための単なる「道の駅」ではなく、ここでしか成しえない、ここにしかない、日本一多くの人が訪れ、集客力と満足度が高い施設でございます。
Q.基本構想策定の現状
A.基本構想策定にあたっては、豊富な経験と高い専門知識を有する事業者から、広く提案を求め、優れた企画力や技術力があり、本市の発展に寄与する事業者を選定するため、公募型プロポーザル方式にて受注者を決定いたしました。
本施設は、地域の観光資源としての役割を果たすだけでなく、地域経済活性化にも寄与する施設であることから、多くの市民や観光客などの声を聞くことは、基本構想を策定していく上で非常に重要と考えております。多くの皆様からいただいた御意見や御要望をもとに、より利用者に寄り添いながら、利用者目線での整備計画を推進し、整備計画の骨格となる基本コンセプトを策定してまいります。
Q.沿道利便施設の候補地は、主要幹線道路の交通量や休憩施設の数、市内観光地への波及効果、地域住民の利用しやすさ、近隣の道の駅との競合などを考慮し、「比較的まとまった土地の確保が可能な場所」 という条件を抽出する必要があります。また、抽出された候補地エリアの選定は、主に集客性、安全性、施工性などの項目を設け、評価されるものと認識しております。
沿道利便施設の建設候補地について、どこまで協議が進んだのでしょうか、お伺いします。
A.国道138号沿いのいくつかの候補エリアから、交通機能や防災機能の向上や安全の確保、周辺の「道の駅」との位置関係や市内の観光・商業施設との連携など、様々な要素から比較検討を行ってまいりました。
最終的に5つの候補エリアの中から、先日開催された庁内検討委員会で協議した結果、東名高速道路 御殿場インターチェンジ周辺を候補エリアといたしました。
Q.ご答弁では 「最終的に5つの候補エリア の中から、先日開催された庁内検討委員会で協議した結果、東名高速道路御殿場インターチェンジ周辺を候補エリア」と伺いました。また、「市内の観光・商業施設との連携」について、言及されていたことを踏まえての質問です。
アウトレット等の観光客や通過する道路利用者の誘引について、見解をお伺いします。
A.多くの観光客を惹きつける市内の民間施設から、本施設へ観光客を誘導し、さらに市内全域に回遊させることで、市全体の有益性を高めることができます。
本施設が、観光・商業振興や地域経済活性化の拠点として、大きな役割を果たすためには、民間施設との連携は必要不可欠であり、今後、共同での販売や、観光イベント等の開催なども計画してまいります。また、SNSなどのデジタル技術を活用し、様々な観光情報など、市内全域の魅力を相互に情報発信することで、リピーターの確保や増加に繋げてまいります。
今後、道路利用者の誘引性を高めるための新たな道路整備など、全ての利用者が安心して、気持ちよく訪れることができる環境づくりを目指してまいります。
Q.ご答弁では 「全ての 利用者が安心して、気持ちよく訪れることができる環境づくりを目指してまいります」 と伺いました。また、質問1のご答弁では 「本市が目指す 施設整備は、国が登録、認証する、道路利用者のための単なる「道の駅」ではなく、ここでしか成しえない、ここにしかない、日本一多くの人が訪れ、集客力と満足度が高い施設」と言及されていたことを踏まえ、要望します。
本市に訪れる観光客は、自動車だけではなく、公共交通機関やシャトルバスを利用する方も存在するため、様々な交通手段の利便性を向上させる取り組みによって、アクセスを容易にしていく必要があると考えます。
アウトレットや駅からアクセスできるバス停の設置について、前向きに議論してはいただけないでしょうか。見解をお伺いします。
A.本施設へのアクセス性を高めることは、地域住民や観光客の利便性向上はもとより、集客力の高い施設整備を目指す上では、大変重要でございます。
今後、市内外の循環バス路線をはじめ、大型観光・商業施設への循環シャトルバスや高速バスなど、民間バス事業者等との協議を進めながら、本施設への立ち寄りルートを積極的に検討し、市内全域の観光促進や利便性の向上を図ってまいります。また、本施設内で開催される地域の特産品祭りやイベント等の際には、会場までの臨時シャトルバスの運行なども計画し、多くの方々が気軽に立ち寄り、参加できる環境づくりを検討してまいります。
Q.観光促進を図るためには、交通の利便性向上に留まらず、観光目的地となる魅力的な施設の整備も 必要と考えます。ご答弁でも「本施設へ訪れる地域住民や観光客の利便性向上はもとより、集客力の高い施設整備を目指す」とありました。
本市が目指す「魅力ある沿道利便施設」について、お伺いします。
A.本施設は、富士山の麓の美しい自然環境や、豊かな資源を最大限に活かし、地元の農産物や特産品をはじめ、伝統工芸品の販売、観光情報や文化・歴史の発信など、御殿場の様々な魅力を伝える場所となります。ユニバーサルデザインや多様性にも配慮し、誰もが安心して利用でき、子どもの遊び場や体験型ワークショップ、趣味や文化・歴史を学べるイベント開催や愛犬家同士の交流機会の創出など、多世代交流ができる場所づくりを検討してまいります。
さらに、訪日外国人旅行者の増加に伴い、本市の文化や歴史をはじめ観光資源などを、世界中に発信する機会が増えていることから、多言語対応の情報発信や国際・異文化交流の創出など、訪れる外国人にとっても魅力的な場所づくりも重要でございます。
Q.日本は人口減少が進む国の一つです。総務省統計局の人口推計によると、総人口は2008年を ピークに減少の一途を辿っています。御殿場市も対岸の火事ではありません。「令和6年10月分御殿場市人口・世帯数一覧表」 によると、日本人80648人、外国人2878人、合計83526人となっており、ピーク時の89,000人超を大きく下回っています。そのような中で、沿道利便施設は自立した経営力を求められていくでしょう。
経営力の向上には、リピーターの獲得、高単価化、情報機能の拡充、広域連携等々が欠かせない要素として、浮かびます。特にその中でも、立地条件は非常に重要と考え、より詳細な情報を市民のみなさまにお伝えしたいという思いがあります。
沿道利便施設整備事業の今後について、市長の展望をお伺いします。
A.それでは、ただ今のご質問に、私から、お答えします。私が、描く「沿道利便施設」は、富士山の恵みを最大限に生かした、御殿場の豊かな環境を、全国のみならず、世界中に発信できる施設、また多くのにぎわいと活気が溢れ、同類施設の日本一となり得る、年間300万人を超える、訪れた方々が、満足・魅力を満喫できる施設を目指しております。御殿場の魅力を最大限に引き出し、訪れる方々にとって、心地よく、癒しを感じていただけるような、また来たいと思えるような、そんな場所にしたいと考えております。
まずは、多くの市民の声、考えや提案を聞くために、JAふじ伊豆、商工会、観光協会をはじめ、地元事業者を含めた地域ニーズ調査を行ってまいります。そして、市民の皆さんが、どのような機能やサービスを求めているのか、御殿場らしい、御殿場ならではのおもてなしは、どういったものなのかをしっかり把握し、ここにしかない、ここでしか成しえない、プレミアムのついた施設を目指してまいります。
少し具体的に、イメージを申し上げますと、地元の農産物や特産品を生かしたマルシェや郷土料理、御殿場の名産など御殿場ブランドの創出、富士の麓での癒しやくつろぎ空間、御殿場らしい歴史・文化の発信など、まるごと御殿場を楽しめ、その魅力を堪能できる施設を描いています。
本市には、他市にはない大きな力があります。それは、「富士山の恵み」であり、「交通の利便性」、「集客力」です。まさに、この力のすべてを、存分に生かしていくのが、今回の沿道利便施設です。東西南北の交通の要所であり、ハブ的位置となる当施設は、伊豆・箱根や富士五湖など、全国でも人気の高い観光地への拠点、玄関口として、世界遺産つながりの観光ツアーをはじめ、周辺市町とも連携した取り組みなど、広域的な広がりの可能性を秘めています。
施設の建設予定地につきましては、国道138号沿いの鮎沢交差点と、細町交差点の間の北側に位置する農用地に決定いたしました。この土地の周辺は、東名高速道路のインターチェンジがあり、大型の人気観光・商業施設をはじめ、公共施設や店舗などが多く点在し、本市にとって大変、将来性の高い場所でございます。近くには、都市計画道路の東部幹線もあり、市街地へのアクセス性や、市全体の回遊性も期待ができ、本市にとって大変ポテンシャルの高い場所であります。
この事業は、御殿場の明るい未来をひらくと共に、市内の産業、経済においても、必ず御殿場市を潤す施設となることを 私は確信しております。本施設が、御殿場の魅力を象徴する施設となり、子どもからお年寄りまで誰もが楽しめ、多くの方々に愛される場所となりますよう、全力で取り組んでまいります。
以上です。
2024年は3・6・9・12月と皆勤で一般質問しました。組織票の元締めが名指しでネガキャンしているという怪情報を耳にしますが、粛々と一般市民のために政務活動に励んでいく所存です。
市議になった感想をよく質問されます。正直なところ、1期目ゆえの難しさを感じていないと言ったら強がりになります。一般質問・報告書の作成、決算質疑などに大きな苦手意識はないのですが、政策実現については首長ほどの権限がないのでもどかしさを感じています。また、世の役人には「会派長かどうか、当選回数なども考慮する」と のたまう者もいます。蔓延する前例主義は外から見る以上に想像以上に分厚いです。
と言えども、私は平成生まれ初の御殿場市議であり、前例に挑む運命を感じています。5年前に初めて挑んだ市議選で落選したときに抱いた気持ちを忘れずに、気を引き締めて活動していく所存です。
詳細プロフィールはこちら。
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https://go2senkyo.com/seijika/179733
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