●国保税補助打ち切りへ　下水道料金まで値上げに

 2022年3月議会で審議した2022年度予算案では、公共施設駐車場有料化に続き、4月から下水道料金が10%値上げになりました、国民健康保険(国保)税も世帯構成や所得によりますが、4〜9%の引き上げになると市は試算しています。

長引くコロナの影響で生活状況が厳しい人は多く、ウクライナ情勢に よりガソリン代や食料品も値上がりしている中で、生活に直結する下水 道料金や、国保税の引き上げをこの 時期にすべきではありません。

誰もが安心して医療にかかれる 国民皆保険制度の根幹をなす国保は、低所得の方も多く、保険税額 を抑えるために、公的な支出が不可欠です。

国が国保財政への支出を減らし 続ける一方で、海老名市はこれま で被保険者の負担を抑えるために 多くの財源を投入してきました。

しかし、2018年に、これまで 市町村が運営していた国保事業が都道府県単位になり、各自治体が 市民の負担を抑えるための財源補てんをさせないよう圧力が強まっています。海老名市も、約２年後の 2025年にはこれまで被保険者の負担を抑えるために投じていた、市の一般財源からの繰入れをゼロにする「赤字解消計画」を作成し、今後さらなる国保税の引き上げが予定されています。

持続可能な医療保険制度を守っ ていくには、国の責任で保険制度を支えるしかありません。市としても、市民の生活を支え安心して 医療にかかれるよう、一般財源の 繰入れを行っていくことが必要です。 

●公共施設駐車場が２０２２年５月９日から有料になりました。

有料の為の初期経費は、電源、路面舗装、設備機器の工事費1億3,897万円。今年1年間の運営経費は、機器メンテナンス、トラブル対応、電気料金など2,400万円の予定。

5施設の利用者数は、昨年と比べて増加していますが、新型コロナ感染状況の変化を考慮すると大きな変化はありません。

駐車場の利用台数は、5施設全体で92,600台。文化会館駐車場の利用台数は11,000台で、2021年6月14,188台と比べると22%の減。 (2022/6/21時点)

駐单場の滞留時間は、平均1時間24分。一時間未満の滞留は当初25%と想定していたが、56.2%になっている。(6/21時点)施設利用者からの意見は、無料時間の延長、減免手続きの簡略化、障害者利用の免除に関わる柔軟な対応など。

有料化による収支見込みは、当初は年間1億1,300万円と想定していたようですが、年間7,000万円となる見込み。(2022/6/21時点)平日の運動公園はガラガラ！公共施設は人々が集い、憩い、住民同士が繋がりあい、地域での様々な活動を行える場であり、行政はそれを最大限保障すべきと考えます

　駐車場問題どうにかなりませんか？開設する費用、 維持する費用、人件費、メンテナンス費用、その他、 諸々の諸経費がかかります。近い将来、市民にとって金銭的なマイナスになる可能性がいよいよ高まっています。

あまりに髙い駐車場料金で運動公園遊具場、広場は空き空きで子どもや親子の姿はまばらなのです。まずは、公共施設を充実化させたうえで、駐車場を有料化するべきだと思います。すでに、市政のやるべきことは、論理的にも倫理的にも崩壊しているとしか思えません。