2025/3/21

11億円切り崩す?新年度予算について①の続き、中編です。
通常、議案を提出した当局に対して質疑をするのですが、「重要なテーマについては議員間でも意見交換をする」こととなっています(議員間討議と言います)
討議。と書くと戦うイメージがありますが、「それぞれの議員がどのように思っているのかを互いに理解すること」を目的としています。
蓋を開けてみないとどうなるかわからなかったのですが、目的を各議員が理解し、和やかな雰囲気で行われました。ただ、ぼくとしては内心、やはりおかしな予算編成だと思っています。
専門用語が飛び交うのでエクストリーム議事録を紹介します。
木村1分44秒
問題提起。
収入の補填に使っていいの?使途は明示しなくていいの?今後の方針ないけどいいの?
菅野広紀議員 3分13秒
なんで収入の補填に使っちゃいけないの?
木村 3分50秒
地方財政法には、キャッシュフローの調整、緊急支出のため。とあるので、慢性的に足りない財源を補うものではないと捉えています。
菅野広紀議員 4分40秒
170億円の支出が見込まれているわけだが、不要だと思う事業はあるのか?財源充てるな。と主張するならできない事業が出てくるよ?
木村 5分13秒
そもそも、160億円しか収入ないのに、170億円支出しようとしていることを問題提起したい。
菅野広紀議員 5分38秒
今回、当局は必要なものを積み上げたら170億円支出が必要になり、11億円切り崩す必要が出てきたと思う。以前は別の財源があったが、市民の生活が苦しい中なんとしなければならない。切り崩しはなんら問題ない。今後については、引き続き議論を行えば良い。
福田利喜議員 8分58秒
切り崩す額だけ、注目するのは違う。年度終わった時に繰越金(余ったお金)が発生してるからトントンになっている。ただ、確かに当局は方向性を示すべきだと思う。
※後ほどぼくが指摘しますが、実際、令和5年度決算の結果、確かに戻ってきたお金もありますが差し引き基金は1.5億円が減りました。

伊藤明彦議員 13分22秒
震災前は財政調整基金の残高は3億円しかなくてとても厳しかった(略)こういう話はオープンな場ではなく内部で議論したい
※あきら解説「復興を経て基金が積み上がったことなど、国、市民からどのように思われるのか。また、難しい議論であるため、イメージだけが一人歩きして欲しくなく、内部で話したい。」という趣旨だと思われます。ぼくはみんなのお金なのでみんなで議論するべきと思います。
菅野秀一郎議員 16分22秒
切り崩し額だけではなく、年度末の繰越額(予算執行してみたら余ったお金)まで考慮するべきだ。福田議員と近い考え方。
佐々木良麻議員 20分35秒
福田議員が、繰越額を考慮するべきとあったが、終わってみないとわからないことを見込めるのか。
福田利喜議員 22分07秒
理論上は見込んではいけないかもしれないが、実際は、繰越額を考慮するものだ
佐々木良麻議員 24分45秒
決算してみないとわからない。それを予算編成で考慮していいのかは疑問だ
大坂俊議員 25分30秒
まず、今回の予算編成は問題ない。一方、当局は財政調整基金について方針を示して欲しいと思う。
福田利喜議員 30分42秒
確かに方針は示すべきだ。
木村 32分40秒
切り崩しだけではなく、繰越額についても考慮するべきという考え方は理解はできる。福田議員は年度末にトントンになるって言ってたけど、数字確認したら減ってるけどどうですか?
福田利喜議員 33分40秒
そうですね。減ってますね。
木村 32分40秒
今までは年間5億円の切り崩しをして、調整をして戻したりしていた。本年は11億円という金額の妥当性についてどう思うか。
菅野広紀議員 36分40秒
11億円の切り崩しは当局が必要だと思って計上したんだから、妥当だ。議会はどの事業が不要なのか議論していくべきだ。
福田利喜議員 38分0秒
木村議員は今まで3〜5億円の切り崩しだったというが、復興に関する予算がなくなったわけだから、その状況を考えるべきだ。
※
あきら解説:筋論でいえば、復旧に必要な予算を国県からいただいており、復旧事業が完了したからその予算が無くなっただけ。通常の予算が足りなくなるとは話は違うと思います。
佐々木良麻議員 40分0秒
支出が減れば、最終的な繰戻額も減って、基金としては目減りしていくのではないか。方針を示す必要があることに同意だ。
菅野秀一郎議員 41分20秒
方針を示してもらうことに同意だ。
福田利喜議員 43分40秒
財政計画(陸前高田はない)と総合計画(ある)をリンクさせる必要があるが、本市ではしていない
藤倉泰治議員 45分20秒
現状、大きな額基金がある。年度間の調整と、非常事態に関する用途に限らず、どう使うかが重要だ。特別な分野に計画的に使うべき。今のところは計画がない。
木村 48分
これまでの議論を踏まえ、議会としての意思を示すべきではないか
菅野広紀議員 49分0秒
今回、なぜ木村議員が財政調整基金に疑問を持っているのかイマイチよくわからない。今回の170億円の支出に不満があるのか?
鵜浦昌也議員 51分20秒
総務常任委員会(木村も、鵜浦議員も所属している)でも議論してきている。基金を活用するのであれば持続可能な自治体経営につながるようなことを想定している。
中野貴徳議員(委員長):話題は、総務常任委員会ではなく、令和7年度の予算についてなので、木村議員が、議会として意思を示すべきといった意見のところから再開してください。と話題を戻した。
木村 57分40秒
この3つは議会の総意と言えるのではないか?
シーン・・・(特に意見がなかった=誰も賛成しないため、意見書は見送り。
なお、りょうまさんが賛成した場合「別にそこまでしなくていいだろう」という意見が出て結果的に同じことになったと思います)
ということでした。ぼくの力不足で意見書まで持っていくことはできませんでした。
後編に続きます。(当局、議員と議論を踏まえた上での自分の意見をまとめます)
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