2026/6/14
大津市ケアラー支援条例を実効あるものに
6月12日(金)に「大津ケアラーネット」主催で「「ことばのヤングケアラー」を考える~大津ケアラー支援条例制定に向けて」が開催され参加し、発言もしてきました。
詳しい報告は、大津ケアラーネットのnoteに詳しいのでご覧ください。
https://note.com/impactlab/n/nea169add9a11
言葉はノイズ
9歳でパキスタンから日本に来て、その1年後に漢字交じりで文章が書けるようになったアジズ・アメフッドさん。彼のすざまじい努力はなんでかな?と思うと、彼は「言葉がわからない、苦痛」から始まっている。「黒板も、先生の声も、クラスメートの笑い声も、日本語が意味を持たないノイズとして聞こえた」と。
ことばのヤングケアラーって?
では、「ことばのヤングケアラー」とは何か。「家に帰ってから始まる「もう一つの教室」でした。市役所から届く書類、携帯ショップでの手続き、車検や保険の窓口対応など、日本に30年以上いながらも書き言葉に不慣れな父親のために、中学生のアジズさんが通訳をこなしていました。親の言葉を整えて伝えるだけでなく、親が安心するために何を言うべきかを読み取って伝える。医師の「お大事に」という一言の奥に込められた意味まで翻訳しなければならない、その重さは「通訳」という言葉では追いつかない状況だったそうです。アジズさんは力強く言います。「子ども通訳をゼロにする」ことが、私たちのミッションです。医療通訳の整備、学校への通訳派遣、テクノロジーを活用することで、子どもたちが通訳をしなくていい社会は、作ろうとすれば必ずできると。」(大津ケアラーネットのまとめから)
「共創」「共生」って誰がやってくれるんだ?
彼は言います。「共創」「共生」というが、誰がやってくれるんだ?見えないじゃないですか、だから私が始めた、と。壮絶です。
その実態を知りケアラー理解を
「ことばのヤングケアラー」。初めて知りました。外国籍の大人への支援が制度としてされないと、「ことばのヤングケアラー」はなくならないと。私は、ケアラーの理解は狭いものであると思いました。その人の生きてきた過程を理解しないと、なかなかその視点は持ちにくい。ケアラー理解の視点は多角であり、それは議員も自治体職員も必ず理解すべきと、強く思いました。
また、関西学院大の鈴木先生の「行政では、日本人と外国人という分法の限界がある。外国人とひとくくりにせず、個別性の問題としてとらえることが必要」は、そうだと思いました。
また、立命館大・斎藤先生の「当たり前だと思ってきたことを、ケアという眼差しで捉え直したとき、それは私だけの問題ではなく、みんなの問題かもしれない」との視点も本当に大事だと思いました。
条例を実効あるものに
このセミナーは、ケアラー理解だけでなく多文化共生を考える上でも、本当に勉強になり刺激を受けました。
これを糧として、市民の皆様から期待されている「大津市ケアラー支援条例」が理念条例でなく、実効性のある条例として制定されるよう力を尽くしたいと思います。



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ナカガワ テツヤ/69歳/男
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