2026/4/21
「災害は、忘れた頃にやってくる」
とは良く言いますが、もはやこの言葉は過去のもの。
今では、「災害は、忘れなくともやってくる」。
ちょうど先週は、熊本県のシンボルともいえる「熊本城」も大きな被害を受けた平成28年の熊本地震から「10年」。
熊本県内各地で追悼行事が行われたことが報じられていましたが、昨日夕刻(気象庁発表の発生時刻は16時52分頃)、三陸沖(宮古の東100km付近)深さ約19kmを震源とする、最大震度5強の地震が発生。
この地震に伴う津波に関しては、気象庁が、北海道太平洋沿岸中部や青森県太平洋沿岸、岩手県に「津波警報」を発表。
青森県日本海沿岸、宮城県や福島県などには「津波注意報」が発表され、「津波にげろ!」「振り返ることなく高台へ!」とテレビで避難を呼びかける光景に、被害なきことを願うばかりですが、対象地域がまたもや東北が中心であっただけに、東日本大震災時のシーンと重なったところです。
結果して、被害があったとの報には触れることなく、また気象庁は20日深夜に、北海道と青森、岩手、宮城、福島の4県に発表していた津波注意報(警報はその後、注意報に切り替え)を全て解除したとの発表に安堵した次第です。
なお、昨日の地震で、気象庁は同日夜、地震の規模を表すマグニチュード(M)を精査した結果、速報値の7.5から「7.7」へ上方修正。
過去に発生した大地震では、冒頭の平成28年熊本地震でM7.3(本震の最大震度は7)。
・平成7年 阪神・淡路大震災 M7.3(最大震度7)
・平成23年 東日本大震災 M9.0(同7)
・令和6年 能登半島地震 M7.6(同7)
マグニチュードが0.2上がると地震の持つエネルギーは約2倍になることを考えればなおのこと、この数字が持つ意味合いの恐ろしさを感じたところです。
「災害は、忘れなくともやってくる」の時代となったいま、以前にも増して、こうして発生する国内外の自然災害を「人ごと」「対岸の火事」と思うことなく、「自分ごと」として捉えて「備える」ことが重要であることは言うに及ばず。
また、防災の基本である「自助・共助・公助」に「近助」(ご近所で助け合う)を加えた関係については、常日頃から地域住民の中で防災意識を高め、訓練のためでない実践的な「訓練」を行うことが極めて肝要なところ。
ちょうど、私の住むひばりケ丘町では、昨年度「地域防災マップ」を見直し、先日より改訂版を町内全戸に配布したところですが、この「地域防災マップ」とは、市ホームページ(HP)での説明によれば、“地域(区など)ごとに災害の危険性が高い場所、過去に災害が起こった箇所、避難場所、避難経路などを地図に表したものです。地域住民が、自宅周辺の災害情報や災害時の避難目標、避難のタイミングなどを確認、共有するためのもので、住民主体で作成します。”とあります。
→敦賀市ホームページ『地域防災マップ』はこちら
わが町内においては「防災プロジェクト」なるチームにより、マップの改訂検討を行いましたが、この検討にあたっては、昨年夏に敦賀市立看護大学と連携して実施した、学生さん達が自ら地域の防災の実情を探る「フィールドワーク」で得られた指摘や気づきも反映。
看護大には「災害看護学」の一環で、2度(昨年7月8日と10日)足を運んでいただき、それぞれ約50人の学生が町内をくまなく歩くとともに、地域住民へのインタビューを通し行われた現場調査の結果が生かされました。
(参考)関連する過去ブログは以下リンクにて
→2025年9月28日ブログ『敦賀市立看護大学生による「フィールドワーク報告会」inひばりケ丘』はこちら
この連携した取り組みに関しては、市の危機管理対策課とも調整やサポートを得ながら進めましたが、「生きた視点」をもって改訂されたこのマップを、配布するにとどめることなく、毎年行っている防災訓練等にもつなげていきたいと考えます。


【改訂されたひばりケ丘町の「地域防災マップ」。裏面は防災情報を掲載。】
なお、「自助・共助・公助+近助」のどれか一つ欠けてもいけませんが、何をおいても「自分の命は自分で守る」、そして「いざ」という時に助け合える「地域のコミュニティ」が大事。
「地域防災マップ」はそのための実践ツールであり、万が一の時の「拠り所」になると考えることから、まだ作成されていない地区においてはぜひ、作成に向けて進んでいただますようお願いいたします。
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