2024/2/18
多治見市南姫公民館で開催された、映画「自由な学校」を鑑賞しました。
多治見市議会議員の片山たつみです。
この映画は徳島県阿南市にある自然スクール「トエック」が運営するオルタナティブスクールの様子を2年間かけて撮影されたものです。
監督はこの学校の卒業生でもある齋藤千夏さん。『誰かに伝えるためだけでなく、私の「知りたい」という気持ちと「今のトエックを残しておきたい」』という思いで撮影した作品です。
また、監督は映画を観る方には「観るんじゃなくて、友人の声に耳を傾けるように、聴くように観てくれたら嬉しいです。」と語っているように、子どもたちの姿やスタッフ、保護者へのインタビューで構成されています。
ここは、一般的な学校のような時間割はなく、教科書を開いて授業を行いません。今日1日をどう過ごすか、自分で決め、自分で1日をデザインする学校です。
子どもたちが自分で決めた「やりたいこと」に耳を傾けてサポートしてくれるスタッフや仲間たちと自由な時間を過ごしており、鬼ごっこや缶蹴り、キャンプ、縫物、読書など、めいっぱい楽しむ遊びの中で、自分たちなりの学びを深めていく場所です。
映画を拝見すると、子どもたちが生き生きと活動する姿やそれを支えるスタッフや保護者の姿、生の声を聴くことができます。
こういった学校がよいとか悪いとかではなく、こういった学校も存在し、選択して通う子どもたちがいること。そしてその学校が40年以上も続き、卒業生を輩出していること。
まさに、そういう事実を知ることができた、そしてそこにかかわる、皆様の声を聴くことができた映画でした。
私が個人的に象徴的な場面として感じたのは6年生の卒業式のシーンです。6年生が涙で自分の思いを語っている傍らで「トントン」と何やら式を妨害するような音が聞こえてきます。
そのシーンについて鑑賞後に監督から「あれは幼稚園の子どもたちが普段通りにものをつくっていたんです」(正確な言葉ではないかもしれませんのでご了承ください。)と説明がありました。
一般の学校であれば絶対そんなことはありません。主役は6年生です。映画だから仕方ありませんが、その音で子どもたちの感動的なあいさつもあまり聞こえませんでした。
おそらく、現場では卒業式を邪魔しているような違和感は感じなったかもしれません。しかし、はたから見ると、「これっていいの」と思ってしまうシーンです。実際にその作業する姿は写っていません。おそらくカメラやマイクの位置から、大きくその音を拾ったものと思います。
「やりたいことをやる」と「せめて卒業式ぐらいは」どうとらえるかは鑑賞者に考えさせらるシーンでした。
そして、この子たちの卒業後がどうしても気になります。公立中学校へ行けば、ルールで縛られ、勉強も難しくなり、ついていけるのだろうか。いわゆる「中1ギャップ」で、通学できるのだろうかと。
だだ、先にも述べたように、こうして何十年も卒業生を輩出しているということは、そこもクリアしてるのかと想像します。1部の卒業生もインタビューに答えています。
続編として、この卒業生のそのあとも上映していただけるとありがたいですね。
そんなことを後から思いながら、このブログを書いています。正直、1回見ただけでは分かりません。何度も観ると、もっといろんなことが見えてくるかなと思います。
このような学校が、ここだけでなく、実際に多治見市も含め、いろんな場所にできはじめていることを知る上では貴重な映画だと思います。
最後に勝手な希望を言うと、聞き取りにくいシーンがあるので、ずべてに字幕があると嬉しいです。私にとって貴重な機会となりました。ありがとうございます。



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