城野 けんいち ブログ
本日、清瀬市児童センターころぽっくるホールで、新宿区立西新宿小学校の長井満敏校長先生に再会することができました。長井先生は2017年度から2019年度の3年間、清瀬市の教育部参事でありました。私が当選して間もない頃、清瀬市議会の最初の一般質問のひとつ「中学校の部活動について」は、長井教育部参事が答弁で、とても緊張する中で議場での質疑を行ったことが印象に残っています。
長井先生は、特色ある学校づくり、子どもを中心とした学校づくりに取り組まれており、清瀬市の教育部参事を経て、校長として着任した西新宿小学校で「宿題」「テスト」「通知表」を「廃止」したそうです。この大きな学校改革の取り組みは数多くのメディアでも取り上げられており、最近でもNHKやABEMA Prime(アベプラ)に出演されるなど、大変注目をされています。新聞や雑誌にも長井先生のインタビュー記事がいくつも掲載されています。
長井先生は、全国的に不登校の児童や生徒が増えていること、教員の志望者が大幅に減少している中で「学校は子どもがいない、先生もいない場所」になってしまうのではないか、こうした状況を変えていく必要があるという思いのもと、子どもたちの主体的な学び、自らの興味や関心を大切にするような自主性に基づく取り組み、そして「学びを子どもたちの手に返す」ことの実現を目指しているとのことです。
これらの取り組みの前提、まずは日々の授業改善が必要で、先のテストや通知表の廃止にはそのねらいがあり、また教員の長時間労働など過酷な労働環境の状況を変えるための一助になればという思いもあるそうです。この取り組みが全ての地域や学校に当てはまるかどうかは実際のところわかりませんが、ひとつの方法として学校教育をより良くしようと努力すること、子どもたちのために教員のために学校教育を何とかしたいという思いで新しいことに挑戦し続ける長井先生は素晴らしいと思います。
清瀬市教育委員会も清瀬市立小中学校の先生方も本当に頑張っています。皆さん、子どもたちのために日々全力です。私は議員になってから、その姿を見てきました。すでにコミュニティスクールも始まっていますが、社会総がかりで子どもを育むという理念を実現する方策のひとつであり、教員だけでは学校づくり、子どもたちを中心とした教育はできません。このことについては保護者や地域の皆さんにも一層のご理解とご協力を求めたいと思います。
これからも清瀬の子どもたちのために、より良い学校になるように教育環境の充実を図っていきます。もちろん、頑張っている学校現場の先生方も応援していきます。
写真左から私、長井満敏校長先生、坂田篤教育長、星野玲子議員。