2023/3/17
2月6日に発生したトルコ・シリア大地震では5万2千人以上の多くの方が命を落とし、150万人以上の方が家を失い避難生活を余儀なくされています。心より哀悼の意を表するとともに、お見舞いを申し上げます。
横浜市では関東大震災から今年で100年を迎えます。当時は市内の8割の建物が滅失し、10万5千人以上もの方が犠牲になられました。改めて震災の記憶を風化させず、いつ発生するか分からない災害に備えて着実に防災力を強化していくことが重要です。
大地震発生時、磯子区は…
特に磯子区では、大地震発生時には最大で震度6強、沿岸部の液状化や最大4.4mの津波発生が想定されています。また区内北部に位置する密集市街地(14町丁が対象)では、広範囲で火災が発生する可能性があるため「重点対策地域」に指定されており、発災時の避難や消火方法が課題となっています。
(磯子区内の重点対策地域)
今後は、感震ブレーカーや初期消火器具の設置促進などでより一層、地域防災力・消防力を高めていくべきだと考えます。それと並行して区内の沿岸部において、より高い場所で安全を確保するための垂直避難施設を増やして津波被害を最小限とする必要があり、これに向けても取り組んでいきたいと思います。私はこうした磯子区の特徴を踏まえた災害対策を推進してまいります。
地域防災力を強めていくために…
地域防災拠点では各地区の委員の方がより良い運営をしていくために知恵を絞り地域で日々協議を重ねておられますが、女性の委員が少ないのが課題であるとのお話もうかがっており、避難所運営には女性の視点をより一層取り入れていかなければならないとも考えています。
また、高齢者や障がいをお持ちの方が迅速に避難できるよう、避難行動要支援者の名簿作成を進めるとともに、地域で顔の見える関係性を作るための防災訓練の定期的実施などが求められています。又、福祉避難所の拡充に向けても更に取り組んでいく必要性を感じています。
地震だけでなく風水害対策も!
磯子区には沿岸部付近や河川の近隣において、降雨量が一定量を超えてしまうと浸水してしまう地域があります。そこで、昨年8月に区内で全戸配布されたハザードマップとマイタイムラインを活用していただき、日頃からの備えや避難行動計画を立てていただくよう、広報啓発を進めていくことも必要ですので、私も市民の皆様にしっかりお伝えしていこうと思っています。
(区内の障がい者施設でハザードマップについて説明)
これからも安心して暮らし続けられるまちを目指し、地域の防災力強化に力を尽くしてまいります。
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