2025/12/4

横浜市会議員(磯子区)の二井くみよです。
令和6年度決算第二特別委員会において、市内に残る鋳鉄管の更新について質問しました。(令和7年10月10日実施)
昨年12月には神奈川区で鋳鉄管が破裂し、周辺に大きな影響を及ぼしました。鋳鉄管は50年以上が経過しているものが多く、災害対応や生活基盤の維持という観点からも避けて通れない課題です。今回は、鋳鉄管の特徴と今後の更新計画について確認するため、質問テーマとして取り上げました。
まず鋳鉄管の特徴について伺いました。
鋳鉄管は昭和40年代半ばまで広く使用されており、現在採用しているダクタイル鋳鉄管と比べて粘り強さに欠け、外部からの衝撃で割れやすい性質があります。黒鉛の形状の違いにより強度が低く、地震や車両荷重の影響を受けやすい点が課題です。
本市では着実に更新を進めていますが、現在も約100kmが残存しており、その多くは幹線道路や交差点といった施工が難しい場所に集中しています。特に33kmは緊急輸送路に位置し、事故時の影響が極めて大きいため、優先的な対応が求められます。
現在の中期経営計画では、令和9年度までに40kmの更新を目標としていますが、令和8年1月には「鋳鉄管更新に特化した計画」が新たに策定される予定です。そこで、これまでの計画とこの計画との違いについて伺いました。
水道局からは、これまでの計画は主に“更新量の目標”を掲げたものだった一方、新たな計画では、「更新の優先順位」と「更新時期」を明確に定めるものになるとの説明がありました。併せて、事故発生時の影響が大きい緊急輸送路などを優先して整備する方針も明示されました。
更新量だけでなく、どこから、いつ更新していくのかを明確化することは、市民の安心につながる大きな一歩だと捉えています。
鋳鉄管の更新は、老朽化が進む都市インフラの中で最も重要な課題の一つです。施工困難な場所が多いからこそ、計画的に進めることが求められます。計画を「目標」ではなく「実行計画」として位置づけることで、より確実な更新が進むものと期待しています。
水道は生活を支える基盤であり、災害時にも途切れてはならないライフラインです。市民の安全安心のためにも、丁寧かつ着実な更新が進むよう、常任委員の副委員長としても今後も積極的に議論を深め、進捗を確認してまいります。
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ホーム>政党・政治家>二井 くみよ (フタイ クミヨ)>横浜市内に100km残る鋳鉄管をどう更新する? ―脆弱管路の計画的更新についての方針― (水道局)