2025/9/30
9/29に春日井市議会定例会の最終日『採決』がありました。今般の本会議では主に令和6年度決算と令和7年度補正予算の審査が行われました。以下、私の独断で、出来るだけ分かりやすい【超要約】した「まとめ」を書きました。是非ご一読ください。
大項目は、令和6年度決算、令和7年度補正予算、提出議案の3つです。
令和6年度決算
・全ての会計で「黒字」又は「収支均衡」
□一般会計(概要)
・歳入は約1,265億円(前年度比7.7%増)
・歳出は約1,256億円(前年度比7.3%増)←主な要因:人件費増、扶助費(障がい者福祉、医療費助成)増、普通建設事業費(クリーンセンター施設再整備)増
・実質収支は約3.5億円の黒字だが、財政調整基金(市の貯金箱)の取り崩し約22億円を考えなければ前年と同様の約19億円の赤字
・今年度の特殊要因は大泉寺地区企業用地の買戻し
・経常収支比率98.2(県下で一番高い値)→財政の硬直化懸念
□一般会計(歳入の詳細)
・市税は前年度比約3.2億円減←プラス要因:給与所得や株式譲渡所得増、マイナス要因:定額減税による約14億円の減収
・地方交付税は約6.9億円増←要因:国税収入の増
・国庫支出金は約49.5億円増←制度改正に伴う児童手当負担金、物価高騰対応関係、クリーンセンター整備関係の事業費補助増
・寄付金は約2.9億円増←要因:ふるさと納税寄付金増
・諸収入は約15.5億円増←要因:大泉寺地区企業用地の売買契約解除に伴う違約金収入約13.1億円、クリーンセンター第1工場火災事故共済金収入約2.2億円
□一般会計(歳出の詳細)
・総務費約16.8億円増←主な要因:人件費増
・民生費約33億円増←要因:定額減税の実施、障がい者介護給付増、障がい者通所支援増
・衛生費約27.3億円増←要因:クリーンセンター施設再整備の本格化
・教育費約23億円増←要因:心の教室相談員や校務支援員の任用増、人件費増、小学校教科書の指導書購入費増、小中学校の校舎リニューア ル工事費増、鷹来公民館改修工事本格化、中央公園グラウンド・前高グラウンド改修工事実施
☆今後は公共施設の老朽化対策に多額の事業費がかかる見込み←市債の増加要因となる
□企業会計
・市民病院事業は経常収支が2年連続の赤字←プラス要因:手術件数増、診療単価増による医業収益増、マイナス要因:人件費増、材料費増
・水道事業は収益的収支が約1.8億円の黒字(前年度比約1.2億円黒字額が減←要因:県営水道の値上げによる営業費用増)
・公共下水道事業は経費回収率100%、収益的収支は一般会計からの赤字補填ゼロ
令和7年度補正予算
・一般会計は約13.2億円の補正
・保育事業支援:私立保育所、認定こども園、小規模保育園に食材費高騰への支援で7月~9月、児童1人1食あたり100円補助
・低所得のひとり親世帯等の子どもの未来応援臨時給付金事業:子ども福祉手当支給者に児童ひとりあたり1万円支給
・衛生費のごみ減量啓発として発火性危険物用指定ごみ袋を全戸配布
・教育費の校舎等小工事は令和8年度に予定していた小学校13校の理科室等の空調整備について国の補助内定取付けることができたので1年前倒しで実施
提出議案抜粋
・第82号議案:訴えの提起(弁護士費用含め64,170,552円)
内容:消防救急デジタル無線に係る談合があったので、本市が製造販売業者である株式会社富士通ゼネラルに対し独占禁止法に基づく損害賠償請求をするもの
・第83号議案:損害賠償の額の決定
内容:7月に潮見坂平和公園内駐車場に駐車してあった自動車に公園内樹木の倒木による事故が発生、損害賠償として2,633,527円支払うもの
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