2026/2/25
松戸市エンバーミング施設(葬儀場併設)建設/条例初の説明会で事業者が「条文読んでいない」住民軽視の実態に愕然
松戸市稔台で建設が進められているエンバーミング施設(葬儀場併設に変更)について、松戸市の「紛争予防条例」が適用されてから初となる住民説明会が開催されました。
仕切り直しとなった極めて重要な場です。
◆ 「説明は以上です」わずか数分の説明
説明会が始まって早々、私は耳を疑いました。
事業者の口から出たのは、
「条例が適用されることになりましたので、説明会を行うことになりました。説明は以上です。質問ありますか?」
という言葉だけ。
施設の具体的な計画、安全対策、近隣への影響……。
条例に則った最初の説明会ですから、当然、一から丁寧な説明があるべき場です。初めて参加された方もいらっしゃる中で、説明資料の配布すら、参加者から強い要請があるまで行われませんでした。
「何のことやらちんぷんかんぷん」
会場に漂う困惑と不信感。これが、これから地域で事業を行おうとする側の誠実な態度と言えるのでしょうか。
◆ 条例の「目的」すら読んでいないという事実
私はたまらず、事業者に質しました。
「この条例の目的を理解していますか?」
返ってきた答えは、さらに信じがたいものでした。
「理解していない。条文は読んでいない。」
この条例(松戸市中高層建築物等の建築等に係る紛争の予防及び調整に関する条例)の第1条には、こう記されています。
「良好な近隣関係を保持し、もって地域における健全な生活環境の維持及び向上に資すること……」
条文すら読まず、目的も理解せずに、どうして「良好な近隣関係」が築けるのでしょうか。形式的に説明会の回数をこなせばいいという、住民を軽視した姿勢と受け止めても仕方がない状況になりました。
◆エンバーミングそのものではなく、「信頼」の問題です
誤解のないように申し上げますが、私はエンバーミングという技術そのものを否定しているわけではありません。遺体の尊厳を守る大切な役割があることは理解しています。
しかし、化学物質の取り扱いや排水計画など、生活環境に直結する不安を抱える近隣住民に対し、このような不十分すぎる説明で押し通そうとする姿勢は断じて容認できません。
「不安を払拭する」どころか、「不信感を増幅させている」のが現状です。
今回の説明会のあまりに不誠実な実態を見て、私は議員として、そして地域の一員として、この状況を非常に重く受け止めています。
今後、住民の皆様がどのような解決を望まれるのか、そのお声に常に寄り添いながら、地域の安心と生活環境を守るために、一つひとつの判断を慎重に、かつスピード感を持って進めてまいります。
このような対応では、地域との調和など望むべくもありません。
非常に残念です。

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