2025/11/12
兵庫県姫路市 商店街への取り組み視察レポート(1日目)松戸市議会議員 岡本ゆうこ
「商店街への取り組み」~姫路市中心市街地活性化の視点から~
令和7年11月6日、松戸市議会建設経済常任委員会の委員として、兵庫県姫路市の「商店街への取り組み」について視察を行いました。
松戸市の課題と共通するテーマが多く、姫路市の先進的な施策を詳細に調査いたしましたので、ご報告いたします。
【商店街の「空き店舗対策支援」について】
姫路市では、中心市街地の活性化を図るため、「中心市街地商店街空き店舗対策事業」を姫路商工会議所と連携して実施しています。これは、中心市街地内の商店街で3ヶ月以上空いている店舗に、中小企業者や創業予定者が新たに出店する際の改装工事費の一部を助成するものです。
【参考・姫路市 商店街の空き店舗対策支援】
https://www.city.himeji.lg.jp/sangyo/0000005944.html
空き店舗数は、一時期30店舗台後半で推移した後、目標値である令和7年度29店舗に向けて減少傾向にあります。
新規出店実績は、令和3年度の14店舗をピークに推移し、事業のテコ入れが図られていることがわかりました。
◆補助内容の変更→家賃補助から改装工事費補助への拡充
特に松戸市の関心が高い、「令和6年度からの家賃補助廃止と、改装工事補助拡充」の経緯について予め質問を提出し、説明を受けました。
旧制度(家賃補助あり)は、 新規出店時の店舗賃借料の一部も助成していました(上限100万円)が、新制度(令和6年度〜)は、 家賃補助を廃止し、改装工事費(上限100万円、補助率2分の1以内)に特化しました。
この変更は、補助の「出口戦略」を意識したものであり、「出店初期の家賃負担軽減」から「店舗の恒久的な魅力向上と定着」へシフトし、真に町の賑わい創出に貢献する事業者を支援する狙いがあると推察されます。
◆その他の空き店舗活用への取り組み
補助金による支援以外にも、若者や子育て世代を呼び込むための取り組みとして、以下の事例を確認しました。「姫路まちなかバル」など、中心市街地全体でのイベント開催を「商店街施設整備・活性化支援事業」でサポートしています。
さらには、兵庫県の「商店街若者・女性新規出店チャレンジ応援事業補助金」との連携もあり、意欲的な創業者を多角的にサポートする仕組みが見られました。
◆ 商店街施設整備・活性化支援について
姫路市は、商店街の公共的施設(アーケード、舗装、街路灯など)の整備・改修や、イベント・イメージアップ事業を支援する「商店街施設整備・活性化支援」も積極的に展開しています。
特に、複数の商店街が連携して事業を実施する場合(複数連携事業)、補助率や限度額が引き上げられる点が、連携を促進する上で有効なインセンティブとなっています。
また、イメージアップ作戦として、姫路駅前商店街のマスコット「ひめちぃ」の活用や、トリックアートの設置(みゆき通り商店街)により、「行ってみたい」と思わせる観光資源としての価値を高めていました。
◆現地調査で感じたこと
座学の後、中心市街地の主要な商店街(本町→みゆき通り→二階町→小溝筋→姫路駅前など、計7つの商店街)を辿る現地調査を行いました。
これまで姫路市を訪れる機会はありましたが、今回初めて、姫路城から姫路駅まで、複数の商店街が途切れることなく連続したアーケードを形成しているという「まちの骨格」を体感しました。
この歩きやすさや、わかりやすさ、そして雨天時の利便性は、観光客誘致において、極めて大きな強みであることを確認いたしました。





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