2025/9/23
松戸市の空き家問題、その向こうにある暮らし
市民の方から切実なご相談をいただき、今朝、松戸市内の現場に足を運びました。ご相談をくださったご家族は、周囲を空き家に囲まれ、不安な日々を送っていらっしゃいました。
長年大切にされてきたであろう家々が、時間が止まったかのように静かに建ち、手つかずのまま荒れていました。屋根の瓦は今にも落ちそうで、庭は草木が生い茂り、何かの糞のようなものが散乱していました。
こうした状況は、個人の問題に留まりません。5年ごとに実施される国の調査(平成30年住宅・土地統計調査)によれば、松戸市内の空き家総数は32,250戸に上ります。この数字は、増加傾向にあり、今後も加速していくことが予測されます。
空き家は単なる「建物」ではなく、そこにあったはずの「暮らし」や「想い」が失われた場所でもあります。そして、その存在は、隣接する住民の皆様に、安全や安心を脅かす不安となってのしかかります。
倒壊の危険、不衛生な環境、景観の悪化など、こうした問題に対応するため、国は「空家等対策の推進に関する特別措置法」を施行し、市町村が「特定空家等」に対して、助言、指導、勧告、命令を行うことができるようになりました。松戸市も、この法律に基づき、適切な管理を怠っている空き家に対して対応を強化しています。
空き家問題は、松戸市の未来を考える上で、避けては通れない喫緊の課題です。松戸市の未来は、こうした身近な課題一つひとつに、私たちがどう向き合うかにかかっています。
空き家は、かつての暮らしの記憶でもあります。その記憶を、不安の種ではなく、未来に向けた希望に変えられるよう、ご相談いただきましたご家族の期待に応えるべく、責任を持って解決策を追求してまいります。
追記∶空き家再生士のきくちまさおさんに令和5年度の調査結果を教えていただきました。
令和5年度(2023年10月1日現在)の松戸市の空き家 数は 37,370戸 です。
◆参考資料◆令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)結果
千葉県版
https://www.pref.chiba.lg.jp/toukei/toukeidata/jutakutochi/r5/documents/r5jutaku-kekka1.pdf

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