2024/11/20
11月19日:自民党幹事長の記者会見内容
【切り抜き】総理選出後、新体制のもと、経済対策や補正予算、来年の参院選など、重要課題に取り組んでいくことが確認された。
https://www.jimin.jp/news/press/209437.html
【自民党役員連絡会の概要】
冒頭、森山幹事長より、石破総理の選出に際し、役員の皆様への感謝が述べられました。
次に、経済対策の取りまとめと、臨時国会における補正予算の議論が急がれる状況の報告がありました。
続いて、名古屋市長選では、大塚耕平候補の必勝に向けて、党を挙げて支援していくことが報告されました。
臨時国会の日程について
来週28日の召集を前提に、議事日程がほぼ合意された。補正予算は12月9日に審議入り予定です。
党の執行部について
参議院自民党の新体制がスタートし、来年の参議院選挙に向けて、各役員がそれぞれの役割を果たしていくこととなりました。
経済対策の協議については、国民民主党との間で経済対策に関する協議が進んでおり、早期の合意に向けて努力していくとのことです。
【その他連絡事項】
①来週26日(火)の役員連絡会は中止。
※崇仁親王妃 百合子殿下の「斂葬の儀(れんそうのぎ)」のため、開催いたしません。
②党首討論や政倫審の開催を求める声もある。
【質疑応答の答えのみ切り抜き】
NHK:
森山幹事長は、野党に政党間協議を呼びかけ、政治改革の方向性を明確にすることが重要と述べた。また、企業団体献金については、政治活動の自由を尊重しつつ社会貢献としての献金は妨げないとした。
毎日新聞:
第三者機関の設置について、幹事長は具体的な意見を避け、現在検討中であると述べた。
読売新聞:
旧文通費の改革に関し、使途公開が重要であり、与野党間で協議を進める必要があるとした。
朝日新聞:
兵庫県知事選の影響について分析を行い、参院選に向けた改革努力が必要と強調した。
テレビ東京:
年収103万円の壁について、協議を進め、税収減への対応策を検討する意向を示した。
【質疑応答の全文】
Question
NHKです。政治改革に関連して2点、お尋ねします。今朝の二幹二国で、森山幹事長から野党各党に対して政党間協議を呼び掛ける方針で合意したというブリーフィングがございました。立憲、維新、国民、共産、れいわに呼びかけるということなのですが、この狙いについて教えてください。また、もう一点、野党側が求めている企業団体献金の廃止について幹事長のお考えを教えてください。
Answer
まず、今朝の公明党さんとの二幹二国で、各党にも呼び掛けて政治改革の方向性を明確にすることは大事ではないかということでございましたので、各党にお願いをしてみたいというふうに考えております。あと、企業団体献金についてでございますが、ご承知の通り、企業団体も社会を構成する一員であり、個人と同様に憲法で保障されている、政治活動の自由が認められているというのは一般的な法の解釈ではないかなというふうに思います。従いまして、企業が個別企業の利益のためではなくて民主主義の健全な発展やSDGsへの取り組みなど、社会貢献の一環として自主的な判断で献金を行うことまで妨げるものではないのではないかと考えています。
Question
毎日新聞です。政治改革に関する第三者機関の設置についてお伺いします。公明党は総務省に置かれている特別機関の改組を提案していますが、自民党では第三者機関を国会に置くことも検討していると報じられています。設置場所についてはこれからの各党での協議事項だと理解していますが、幹事長として立法府、行政府それぞれに設けるメリットやデメリットをどうお考えでしょうか。
Answer
第三者機関の設置については、現在、政治改革本部において検討を進めているところでありますので、個別具体の事案について、私から予断を持って申し上げることは差し控えたいと思います。
Question
読売新聞です。政治改革についてお伺いします。旧文通費に2点お伺いします。まず、調査研究広報滞在費、いわゆる旧文通費の改革について、参議院の方で議長経験者から意見を聴取する予定です。これについて幹事長はどのような議論を期待するか、また、政治改革本部で政策活動費の取り扱いなど議論されていると思いますが、自民党としての政治改革案というのはいつごろにまとめるお考えでしょうか。
Answer
調査研究広報滞在費、いわゆる旧文通費につきましては、使途公開が大事だと思いますし、未使用の部分の国庫返納などについては、与野党間で協議が続いていると承知しております。与野党間で早期に結論が得られるよう、自民党としても真摯に対応してまいりたいと考えております。
Question
政治改革本部で検討を進めている自民党の政治改革案、これに策定のメドというは、もう何かあるのでしょうか。
Answer
できるだけ急いでと思っております。出来れば次の国会で、年内の成立を目指しているということでございますから、出来るだけ急ぐという事だと思います。
Question
テレビ東京です。外交についてお伺いいたします。今回の外遊で、石破総理のアメリカのトランプ新大統領との面会が先送りになったことについての受け止めをお聞かせください。
Answer
トランプ大統領予定者側からのお話としては「法律上の制約もあり、現時点ではいずれの国とも会談を行わない」との方針が伝えられというふうに理解しております。これによって見送られることになったと承知しています。ただ、米国とは、先の首脳会談において、揺るぎない日米同盟を今後もさらに発展させ、緊密な連携を図っていくことを確認したと伺っております。次期政権との間でも、強固な信頼関係の下で、日米同盟をさらに高みに引き上げ、様々な協力を進めていくことは極めて重要なことだと考えています。
Question
朝日新聞です。日曜日に投開票があった兵庫県知事選に関連して伺います。最近の選挙では、SNSが情報源となって選挙情勢に影響するケースが相次いでおりまして、兵庫県知事選でも事実と異なる投稿で有権者が混乱したり、候補者への批判や称賛が大量に拡散されるなどの混乱が見られました。こうした状況に対して、なんらかの法規制など踏み込んだ対応を議論する必要があると考えていらっしゃるかどうかという点と、また、こうしたネット発の動きで情勢が決まっていくというのは、裏を返せば既存政党への不信感の表れではないかとの指摘もありますが、この点についてお伺いさせていただきます。
Answer
まず、兵庫知事選の選挙の結果や選挙運動の影響につきましては、まずは兵庫県連において分析してもらうことになると思います。また、今回の結果を踏まえて、来年の参院選に向けて不断の改革努力を重ねていかねばなりませんし、わが国が直面する内外の重要課題を1つ1つ解決することで、国民の皆様の信頼回復に努めていきたいと考えております。また、SNS等の影響がどうだったのかということにつきましては兵庫県連において分析をされると思いますので、その意見をしっかり受け止めて考えていきたいと考えています。
Question
テレビ東京です。年収103万円の壁についてお伺いします。国民民主党は103万円の壁の見直しによって減る税金について代わりの財源は与党が考えるべきとの主張をしていますが、それについての受け止めをお聞かせください。また、税収減の補填について何かしらの措置を検討するお考えがあるのかお伺いします。
Answer
現在、両党の政調会長・税調会長の間で協議を進めて頂いておりますので、円滑な協議が進むよう、取り組みたいと思っております。税収減につきましては、全国の地方自治体において、特に東京23区や政令市において大きな税収減となることから、行政サービスへの影響を不安視する声が上がっていると承知しております。税収減分の財源措置については、国民民主党の皆さんのお考えもしっかりと伺いながら、対応を検討していくことになると思います。
Question
NHKです。今の質問に関連してお伺いします。玉木代表が求める178万円まで、もし仮に引き上げた場合、今、おっしゃったように税収が大幅に減るとして一部の地方から反対の声があがっています。現時点で、この178万円への引き上げについての実現可能性について幹事長はどのようにお考えでしょうか。
Answer
今、協議中でございますから、私が申し上げることは慎重であるべきだと思いますが、財源が地方自治体にとっては非常に厳しい状況になってくるなと思いますし、国が何か補填できる状況にあればいいんですけれども、国も同じように減収になってしまいますので、さあどうするかというところが今からの議論だろうと思います。
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