2023/7/3
本格的な夏を前に暑い時期となりましたが、皆様におかれましては ご健勝の事とお慶び申し上げます。
さて、今月のコラムでは、6月の三島市議会の一般質問で取り上げた三島市における小中学校のいじめ・不登校対策についてお話をさせていただきます。
三島市では、表1にありますように、令和元年から令和4年の間、全国と同様に、いじめの認知件数や不登校の割合が増加しています。
表1 いじめの認知件数及び不登校の割合の推移
◆ 事例1【タブレット端末による心の相談フォームの導入】
三島市では、令和4年1月から、市内小中学生の1人1台所持しているタブレット端末を活用し、児童や生徒の悩み相談を受け付けています。
そのため、子供たちは、周囲の目を気にせず、対面では話せないSOSなどをタブレット端末から、事例1の心の相談フォームに入力し、悩みを打ち明けることができます。
「導入後の効果」
➡ 導入以来これまで47件の投稿。24時間いつでも児童生徒の心の声(学校生活、友人関係、家庭のことなど )を学校現場に届けることができるようになりました。
◆ 事例2 【校内支援室の新設】
本年4月から、登校しても教室に入れない生徒をサポートする「校内支援室」を山田中、中郷西中、北上中の3校でスタート。常勤の指導員のもと、生徒はその日の過ごし方を自分で決め、教室の授業にオンラインで参加したり、分からないところを指導員に学習支援してもらい過ごしています。
〇 いじめ対策の先進事例「大阪府吹田市」
いじめは、「被害者」「加害者」にスポットがあてられがですが、いじめを予防する上で重要な役割を果たすのは被害者でも加害者でもない第三者「傍観者」の行動が大切なようです。
そのため、吹田市では、 2020年度から公立のすべての小学校1年~中学校3年の全てのクラスで、いじめ予防授業を実施しています。
いじめは、「傍観者」が、傍観するのでなく、いじめを止める行動を起こすと、約6割のいじめが10秒以内に止まるそうです。
子どもたちが、いじめを止める行動の実践ができるように、吹田市では、科学的な根拠に基づくプログラム「TRIPLE-CHANGE」 の授業を全クラスで採用しています。
〇 いじめ・不登校対策に向けて石井の3つの提案
三島市議会一般質問にて以下の3つの提案をさせて頂きました。
(詳しく知りたい方は、市議会の6月19日の録画をご覧ください。)
① いじめ解消に向けて、第三者が声を出せる体制を整えるため、いじめ予防授業を全クラスにて実施
② 学校に通うことが難しい子どもの支援体制を充実させるため、生涯学習センターのふれあい教室を教育支援センターへ強化
③ 現在、非常勤のスクールカウンセラー(小学月2回、中学月4回)や、スクールソーシャルワーカーなどの専門職を常勤化し、オンラインカウンセリングなどの環境を整え、困っている保護者や児童生徒が、いつでも 相談できる体制づくりを整備
図1:スクールカウンセラーの仕事
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