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山本 ようすけ ブログ

子ども日本語教室を見学しました

2026/3/6

 

先日、インターン生とともに市内の子ども日本語教室を見学させていただきました。

 

 


現場での気づきや学びについて、インターン生がそれぞれ感想をまとめてくれたので、以下に紹介します。
若い世代の率直な視点から見た現場の様子として、ぜひご覧いただければと思います。

 

【日本語教育見学の感想】 加藤和香奈
日本語教育の現場でしかわからない生の声を聞くことができ、大変勉強になりました。
特に心に残ったお話は、日本語がわからない子どもたちの現状についてでした。彼らは日本語がわからないまま学校に入れられ、先生やクラスメイトとのコミュニケーションも困難で、授業にもついていけません。そういった子どもたちが進学できなかったり、できてもドロップアウトしてしまう傾向にあります。結果、日本語を使わずとも働ける仕事(建設や解体業、デリバリーなど)に行きつき、生産性のある仕事に就くことが難しいという負の連鎖が生まれているというお話でした。

実際、今日わたしがお話しした子ども達も数字が言えなかったり、カタカナを覚えている途中だったりと、小中学校のレベルにはなかなか追いついていないのではと感じました。週1回・1時間の教室では日本語の上達もしづらいため、日常生活に困難を抱えていることが容易に想像できました。

しかしながら、ゲームや会話を通して熱心に日本語を学ぶ子ども達の姿には、胸を打たれるところがありました。もし自分がいきなり外国に移住し、言葉もわからず知り合いもいなかったら、この子達のように言語を学ぼうという気にならないかもしれません。また指導員のボランティアの方々も、見学に来た私達を温かく歓迎してくれ、根気強く日本語を教えていらっしゃいました。ここで培った先生と生徒の絆が、これからもずっと続くことを願います。
また、お二人は学校で「サバイバル日本語」を学ぶことができる制度を作るべきだとおっしゃっていて、本当にその通りだと思いました。友達を作れる最低限の日本語を身につけることが、孤立を防ぎ、日本で生きていく希望になるのではないかと思います。

ただ、お二人のお話の中で、一つだけ聞き逃せないことがありました。それは、「日本語が不自由な外国人が増えれば治安が悪化する」というお話です。お二人によれば、日本語がわからず高校などを中退したり、学校に入ることができなかったりした外国人は、まともな職に就けない。そうすればその日を生きるために悪い方向に行くかもしれない、それが地域の治安の悪化に繋がる、ということでした。
確かにそういった事実もあると思います。日本語教育が行き届いていないからこそ、「外国人は何を考えているのかわからない」と日本の方の不安が募るのもわかります。しかし、外国の人が増えることをそのまま治安の悪化に繋げないでほしいなとも思います。テレ朝ニュースによれば、外国人の犯罪件数自体は減っており、外国人の増加が治安の悪化につながると一概には言えません。SNSの普及とそのアルゴリズムにより、一部の外国人が起こした犯罪や問題が必要以上に大きく取り上げられ、SNS上の表示回数が増えることで「体感治安が悪化」していると感じる、という分析もあります。もちろん日本語教育や共生のための策は必要ですが、データを根拠に論じる人がもっと増えれば、もう少し建設的な議論ができるのではないかと思います。

参考: テレ朝ニュース(2025)「外国人増加は治安の悪化につながっている?専門家「つながっていない」警察「外国人は不利に算出」【数字でわかる今の日本】」https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/900169399.html

【日本語教室見学を終えて】 高橋陽奈
日本語教室の見学をさせていただいたことは、将来、日本語教育に携わりたいと考えている私にとって多くの学びを得ることができました。
実際現場に足を運び、自分の目で見て聞かないとわからなかったことがたくさんあり、ぜひとも今後の活動や自身のキャリアを考える際に活かしていきたいと思いました。

最初、私は教室の雰囲気がすごく良いなと感じました。トランプを用いたり…ホワイトボートに絵をかいたり…ぬいぐるみと一緒に…と無理に日本語を学ばせることよりも一人一人のレベルや特性に合わせて各々活動をしていました。子供たちに「ここは安心できる場所であり、みんな味方だよ」と思わせることを第一に考えているように感じました。その後のお話でも、日本語が不十分であるにも関わらず学校というコミュニティに入れられ、休み時間にも日本の子供たちとコミュニケーションをとれず一言も話さずに一日が終わってしまうという外国人の子供の現状、また、子供たちが「自分は排斥されている」と感じてしまったら、その子は今後、日本社会のために頑張ろうとは思わなくなってしまうというお話をお聞きしました。学校に居場所がないと感じてしまっている子供たちにとって、週に一度の日本語教室は本当に貴重な時間であり、みんなから受け入れられていると安心できる「居場所」なのだと痛感しました。子供たちに寄り添い、孤立させないことが、彼らの将来にとっても社会にとっても重要だと感じました。
 見学中、一人の生徒に対し二人のボランティアがついていることに疑問を抱いたのですが、それは指導内容への不安や必ずボランティアに参加しなければいけないという精神的プレッシャーを解消するためであることを知り、子どもたちに対してだけではなく指導者側への配慮も素敵だと思いました。ボランティアの方々の尽力や、カフェスペースの無料提供など多くの方々の善意で成り立っていることに感銘を受けました。

また、行政の在り方についても考えさせられました。立川市では多文化共生都市宣言を行っており、「通訳協力員」という制度があります。これは日本語の理解が十分でない子供たちへ授業中の通訳や学校生活の補助、家庭との連絡補助等を有償のボランティアが400時間担うという制度です。一見すごく良い制度のように思いましたが、「通訳がついている状態は浮き輪がある状態だが、400時間を使い切ってしまえば子供たちは沈んでいくだけ」という日本語教室の方の言葉が非常に印象に残り、その場しのぎに過ぎない制度だったのだと思い知らされました。通訳を付けることで、母語での理解は可能であっても一向に日本語能力は伸びず、さらに週に一度の日本語教室で補うことも困難に近いと言えます。来日直後の「サバイバル日本語」受講を義務化することで単語だけでの最低限のやり取りは可能となり、孤立を防ぎ、教員の負担も減り、子供たちが自力で泳げるように…
と結果的に多くのことがプラスになると知りました。最初の土台ができれば、後はどんどん語彙を増やしていくだけの状態になり、長期的に見れば子どもたち自身にとっても幸せなはずです。

立川市はまだ外国人が少ない段階ですが、だからこそ今後増加する前に現時点でしっかりと制度を確立するべきだと強く思いました。外国人が「いる」状態から、互いに「関係を築ける」状態にするためにサバイバル日本語で確かな土台作りを行い、現在の負の連鎖が一刻も早く解消することを願います。

 

 

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著者

山本 ようすけ

山本 ようすけ

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肩書 立川市議会議員(現職最年少、厚生産業委員会 委員長)、NPO法人さんきゅうハウス理事
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