2024/5/10
令和6年の元日に能登半島を襲った大規模な地震により多くの被害が発生。
能登空港に隣接する「日本航空高等学校石川」と、「日本航空大学校石川」を運営する日本航空学園の梅澤重雄理事長から支援要請を受けた小池百合子都知事から、私に連絡があったのは1月中旬のことでした。
「森村さん、昨年ご相談いただいた明星大学青梅キャンパスの跡地をお勧めしてはどうかと考えているのですが、いかがでしょう。」

青梅市の長淵地区で1992年から開校していた明星大学の青梅校は、ピーク時には約2000人の学生が通っていましたが、日野校と統合した2015年からこの間、長らく空き校舎になっており、昨年11月に行われた市長選挙では青梅市が市として購入するかどうかが争点となっていました。
「計画なき購入をストップ」と訴えた大勢待利明(おおせまちとしあき)氏が当選した後、私は小池都知事に対して、東京都として取得して利活用することができないだろうかと相談しましたが、そもそもその時点で都として何らかの大規模施設を当該エリアに設置する計画はなく、検討には時間がかかるかも知れないと考えていたところでした。
*こちら大勢待利明市長が選挙期間中に掲載した明星跡地購入に関するブログ記事
https://go2senkyo.com/seijika/31127/posts/804708
約80ヘクタールもの敷地面接を有し、校舎としての利用が行われなくなったのちも、非常に丁寧かつ大切に維持管理されてきた明星大学青梅校の視察をこれまで何度か行ってきたため、「少し手を入れればすぐにでも使える状態にある」ことをお伝えしたところ、話がとんとん拍子に進みました。本当に偶然なのですが、梅澤理事長以下、日本航空学園の役員の皆さんが明星大学の卒業生(教職課程を修了)だったという驚くべきご縁もあり、明星大学OB会の応援などもいただいた結果、明星学苑の吉田理事長が強力な支援を決定。異例のスピードで1月29日には3年間の無償貸与の合意に至ったのです。
*こちらは明星大学を運営する明星学苑のプレスリリース
https://www.meisei.ac.jp/mg/news/2024030301.html
この合意に先立つ1月23日に、梅澤理事長と青梅校の学園長に就任した浅川常務理事を大勢待市長と小山副市長にお引き合わせしました。市長から「大変な状況ですね。青梅市として歓迎し、全面的に応援します。」と力強い言葉が贈られた際に、梅澤理事長がほっとしたような表情を浮かべられたのを見て、この話は絶対にカタチにしなければならないと思いました。

その後、2月いっぱいかけて石川県輪島市から東京都青梅市への一時避難を行うための様々な手続きをサポートさせていただきましたが、何よりも小池知事の号令の下、副知事以下、都が各局横断的に様々な行政手続きについて迅速な対応を図ってくれたこと、東京都私学審議会の皆さんが被災者支援の理念の下で臨機応変かつ温かい対応を決定くださったこと、そして梅澤理事長以下日本航空学園の役職員の皆さんが「学生たちの学びを絶対に止めてはならない。」という強い信念の下、校舎に泊まり込みで寝食を削りながら突貫で準備を行ったこと、市内事業者の皆さんが協力して積極的に各種工事や食堂、購買部などの開設協力をしてくれたこと、これらが一つでも欠ければ、青梅キャンパスでの受け入れはうまくいかなかったことと思われます。この場をお借りして改めて感謝いたします。
そして、青梅市役所の皆さんにも格別の対応をいただきました。学生と教職員合わせて約1000名の住民票の移動受け入れ手続きをスムーズに行ってくださるとともに、その他さまざまな受け入れサポートをしてくれました。
1000名もの学生、教職員の皆さんが生活する住居については、市内の不動産物件をご紹介いただく一方で、東京都の都営住宅の無償提供スキームも利用させていただきました。しかしながら、これだけで賄うには十分ではなく、特に約600人の高校生についてはキャンパス内に仮設住宅を設置して、住居の確保が行われています。
さて、被災してからは主にオンラインでの授業が提供されてきたと聞いていますが、学生を受け入れる仮設宿舎の建設進んだ4月には始業式が行われ、GW最終日となった5月6日には新入生を迎えての入学式が盛大に行われました。
私も来賓としてお招きいただき祝辞を述べさせていただきましたが、何よりも日本航空学園の気風に接することができたことが嬉しく、素晴らしい学校であることを感じるとともに、引き続き応援していこうと強く決意しました。
学生の皆さん、教職員の皆さんに青梅市を第二第三の故郷と感じていただけるようバックアップしていきたいと思います。
最後になりますが、以下が一時避難してきた学校の概要です。非常に特色のある学校であり、日本全国また海外からも学生が集まっている点が特筆に値します。青梅の文化に新しい風を吹き込んでくれるものと期待しております。
日本航空高校石川:航空業界を目指す生徒が全国から集う高校。クラブ活動も活発でラグビー部は19年連続で全国大会(花園)に出場。野球部は甲子園春3回、夏2回出場の強豪。高大一貫教育で卒業後は多くが併設校の日本航空大学校へ進学し一流企業へ就職している。グライダー部やダンス部、ヨット部、モーターサイクル部など特色あるクラブが多数。https://www.jaaw-hs.net/campus/notoairport_campus
日本航空大学校石川:開校以来20年連続就職率100%を誇る専門性の高い大学校でパイロット・キャビンアテンダント・グランドスタッフ・整備士など航空業界や大手企業に学生が就職。特にキャビンアテンダントの合格率は日本一の実績を誇る。現在、航空業界には4万人以上の卒業生が活躍しています。http://jac-n.jp/
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ホーム>政党・政治家>森村 たかゆき (モリムラ タカユキ)>能登半島地震で被災した日本航空学園石川校の明星大学青梅キャンパス跡地に一時避難。