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【世田谷区】なぜ「恵泉通り」は今まで開通しなかったのか?

2026/4/27

たった1軒の占有により、着工開始から60年経過しても未完成の「恵泉通り」(主要生活道路106号)について、世田谷区が全線開通に向けた工事スケジュールを正式に区議会に示した。

ひえしまは、これまで世田谷区に対して、繰り返し早期開通を求めてきた。占有者がこのまま抵抗し続ける場合には、行政代執行を行うよう区長に直接訴えても来た。議会には300名を超える区民から陳情書が提出され、賛成多数で可決されてもいた(立憲民主党・共産党・生活者ネットなどは反対)。

こうした区民と議会の再三にわたる強い要望に、ようやく重すぎる腰を上げた保坂区長が、自ら占有者との面会に動いたことで交渉が急展開。2028(令和10)年4月以降に全線開通する目途が立ったという。このこと自体は朗報であるが、それにしても保坂区長はこれまで、いったい何をやってきたのかという怒りが込み上げてくる。早々に立ち退きに理解を示し、合意してくれた70名を超える区民に顔向けできないはずだ。

60年の長きにわたって抵抗してきた1軒の占有者と、保坂区長の間でパイプ役を果たしてきたのが、ある社民党出身の議員である。つまり、保坂区長自身も、言わずと知れた社民党出身だ。この開通工事については、区長と占有者の間で「暗黙の了解」があるのでは? というのが近隣住民の共通認識だった。保坂区長は「熟議」の名のもと、自分の目の黒いうちはズルズルと未開通のまま引っ張り続ける算段だった可能性は高い。そうでなければ、ここまで長引かせる理由が見当たらない。

占有者は自身の「住環境の保護」を理由にしてこれまで抵抗してきたが、毎日の通勤通学の時間帯には、迂回路で車や自転車、歩行者が入り乱れ、いつ事故が起きてもおかしくない危険な状況だった。ひえしまが警察の出動を要請したこともあった。それに救急車など緊急自動車も遠回りしなければならないなど、近隣住民としては様々な不便を強いられてきた。ひえしまは議会でこのことを厳しく指摘してきた。

区の決定については、区民から喜びの声が続々と届いている。しかし、保坂区長の決断の遅さは大きな事故につながった可能性も否定できず、区民の命を危険に晒し続けた。区長は恵泉通り開通を自分の手柄のように喧伝せず、意思決定に課題があったことを猛省すべきである。

 

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