くすのき 成明 ブログ

20240330小林製薬「紅麹」 機能性表示食品 始まりは安倍成長戦略

2024/3/30

しんぶん赤旗日刊紙より

“腎障害が心配 毎日検査”

 小林製薬(大阪市)製の紅麹(べにこうじ)を配合したサプリメント「紅麹コレステヘルプ」の服用が原因とみられる健康被害が相次いでいます。このサプリメントは国の表示制度である「機能性表示食品」に届け出をしています。今回の事態で同制度の問題点も浮かび上がってきました。(都光子)

 「心配で毎日尿を調べている」というのは、加藤純子さん(70代)=東京都=。2月から1カ月半、「紅麹コレステヘルプ」を1袋と半分飲んだところで、健康被害のニュースが飛び込んできました。

 健康には人一倍関心をもち、食品も処方薬も安全なのか調べてから飲んでいました。「そんな私なのに、今回ひっかかってしまった」と加藤さん。

“史上初”

 同サプリメントのパッケージに踊る“史上初”“紅麹”の文字…。「紅麹がコレステロールを下げる効果があるのは知っていて、紅麹だけないか探していて、この製品にいきつきました」

 今では腎障害が出ないかハラハラする毎日を送り、自分でキットを購入し尿たんぱくを毎日チェックしています。

 食品安全グローバルネットワーク事務局長で薬学博士の中村幹雄さんは「紅麹の一部菌株に有害物質『シトリニン』をつくり、腎臓の病気を引き起こすものもある。小林製薬は『未知の成分』と言うが、シトリニンに似た物質が混入したのではないか」と言います。

 2014年に欧州で紅麹由来のサプリメントが原因と疑われる健康被害があり、EU(欧州連合)がシトリニンの規制値を導入。日本でも基準があります。紅麹は着色料として調味料や菓子類など広く使われています。中村さんは「今回は着色料ではなく濃縮されたサプリメント。実際どのくらいの量を摂取することになるのか明らかにすべきだ」と言います。

審査不要

 機能性表示食品制度は15年4月から始まった制度。企業の責任で、商品パッケージに機能性を表示することができるもので、消費者庁に届け出られた食品です。

 それ以前からあった「特定保健用食品」(トクホ)は、食品ごとに食品の有効性や安全性について国の審査を受け、許可を受ける必要があります。

 安倍晋三首相(当時)は13年の「成長戦略第3弾スピーチ」で、「健康食品の機能性表示を解禁する」と宣言しました。トクホでは「お金も時間もかかる」ので、国に届け出るだけでよい制度をつくるというのです。安倍氏は機能性表示食品制度の導入を「世界で一番企業が活躍しやすい国の実現」と位置付けました。国民の利益より経済優先で導入された形です。

 中村さんは指摘します。「今回の問題の根底には、機能性表示食品という、トクホよりもゆるい基準で健康食品市場を広げる仕組みをつくったことにあるのではないか」


 

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